ニュース&イベントレポート◆◆  
 

AHAN日本館総本部海外活動報告

■本間館長イタリア公共支援講習会
  平成20年12月4日〜11日
 

本間日本館総本部館長がイタリア北部パラマ市とローマ市郊外の町トラサン ロレンゾで講習会指導をしました。


ネム先生

パラマ市での講習会は識字障害者寄金支援講習会目的 で主催は合気道インシアム
(マイケル.ネム先生  www.aikidoinsieme.it)とFESIKイタリアスポーツ空手連盟。600畳が敷かれたスポーツセンターには 200名を超える参加者がありました。合気道インシアムはいかなる合気道団体にも属さない独立団体ですがイタリアでは規模の大きい団体です。講習会には遠くは南のシシリアなどイタリア各地からの参加もあり今回の講習会の目的である支援寄金募集は大成功となりました。講習会場にはパラマ市長、社会福祉団体デレクター、イタリアスポーツ空手道連名会長が訪れ、講習会の意義に感謝の言葉を述べられ、この地域では初めての合気道による支援目的講習会であり大きな評価を得ました。武道団体の社会貢献のあり方を実践したAHAN活動の成功例の一つとなりました。



指導中の本間館長、受けはバレラ日本館指導員


稽古中の皆さん

講習会は一日6時間、本間館長は「もう一月分の稽古をしたよ」といいながらもクラスごとのカリキュラムを組み、解りやすい指導をしてくれました。相変わらずのパワーある指導の陰では指導に全力を出し切るための努力があり、とくに講習会中のコンデション調整は厳格で、稽古以外はほとんど外出も無く「アスリート」としてのプロ魂には驚かされました。「申し訳ないのは、事前に伝えてあっても、迎えてくれる側が歓迎の心で夕食会やパーテーを用意しているのを断るときです。講習会中は絶対に出席しません」世界を元気で飛び回る秘訣は「遠慮なしの自己調整」にあるようです。充実した講習会は来年の再訪依頼とともに大きな拍手で三日間の日程を終えました。


パラマ市長と


FESIK会長と


識字障害支援施設のデレクターと

パラマ市は世界的に有名なパラマジャンチーズとパラマハム(プシュドー)の中心地、どこに行ってもチーズとプシュドーが必ずテーブルに用意され「一年分食べた」とは本間館長。緩やかな傾斜地の多い所の葡萄は良いワインになるとかでワインも豊富。講習会の休憩室に用意されたスナックの場に大きなパラマジャンチーズの塊とホームメイドのワインが並び、チーズをナイフで欠き(切るのではなく刺して割るようにする)ながら一杯やって休憩を取る「合気道イタリアンスタイル」に驚かされました。今年の夏、本間館長のお供でエジプト講習会に行ったとき、稽古中にイスラム教のお祈りの時間となって、稽古中の参加者が一斉にお祈りを始めて驚いたときがありましたが、世界にはいろいろな価値観があるものだと感じました。参加者などから次々とワインをプレゼントされ数えたら20本余りーー。「こんなには米国に持って行けない」という本間館長の悲鳴。本間館長の「命令」で今回のアシスタントとして私と同行したマイケル.バレラ日本館総本部指導員と上等のワインをたっぷり飲む事が出来ました。


古城の町


パラマはチーズとハムの町

パラマの日程を終えローマへ。過去二回の本間館長の支援講習会を主催した事のあるサムエル.オノフィル先生のキャンピングカーで快適移動。途中、今年の春から秋にかけて日本館総本部で内弟子を成就して帰郷したミチェロ君の実家に招待され家族の歓迎を受けました。ここでご馳走になったお母さん手作りのピザとホームメイドワインが「今回のイタリア料理#1」と本間館長も大喜び。トスカーナ州の小さな古城の村に一泊し、ローマに入りサムエル先生のアカデミーを訪問しました。


お母さんの隣がミチェレ君、その家族

アカデミーASIAAはオノフィル先生が奥様と今年の8月に始めたアカデミーで二人の長い間の夢であったそうです。このアカデミーでは20種ほどの多彩なクラスを開いています。開校3ヶ月余りながらアカデミー全体で約200人が在籍しクリスマス前には公共寄付の為のコンサートを生徒全員でやるのだと練習に励んでいました。コミニティーと一体になっての事業展開でありAHAN思想を継承した活動に本間館長も喜んでいました。
 一日の訪問でしたが、本間館長は初心者レベルの解り易いクラスを3時間半ていねいに指導してくれました。


オノフェル先生のアカデミー前で

講習会に参加くださった皆様、皆様の講習会参加費は経費を除きすべてあなたの街に還元されました。有難うございます。また本間館長と同行二名の交通費は講習会の主旨に賛同し主催者側に寄付、AHAN日本館総本部が負担しました。


600畳の片付け、ご苦労様。

ネム先生からの感謝状です。こちらをご覧ください。(英文のみ)

日本館総本部
イタリア遠征指導員  ジェーソン.ラリー記

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AHAN和太鼓公演世界ツアー
  コロンビア公演に1万2千人の観客
  平成20年10月12日〜19日


日本館総本部AHANインターナショナルが企画する和太鼓公演世界ツアーがコロンビアのカリ市パルミラ市の4つの会場で開かれ1万2千人の観客に日本文化の粋である和太鼓の響きを伝えました。観客の数はこれまでの世界公演ツアーで最大の動員数となり、どこの会場でも大きな感動を呼びました。
 この和太鼓世界公演ツアーは「コロンビア、日本修好100年記念行事」として長野県松川村に道場を持ち日本各地で活躍している「信濃之国松川響岳太鼓」の献身的な奉仕によって実現しております。これまで米国各地での公演、ブラジル公演、トルコ公演などの公演を成功させてくれています。活動歴はこちご覧下さい。

■AHAN日本館主催、『松川響岳太鼓』演奏会報告
■響岳太鼓リオデジャネイロ公演、感動の2千人
■響岳太鼓トルコ公演 各地で大反響

■響岳太鼓トルコ公演プロジェクト、本間館長トルコ訪問

 コロンビアのカリ市は過去に多くの日本人が近在に移住した関係から日系人が多く生活し、カリ市にはコロンビア日系人協会組織があり地中心部に五階建ての立派な日系会館もあります。今回の現地公演企画はコロンビア日本人協会の大きな支援によって実現しました。



元気に到着の一行


休む暇なく太鼓の調整


町田コロンビア日系人会会長を表敬訪問

飛行機の旅は日本から丸一日、カリに到着した一行は休む暇もなく太鼓の点検、そして機材の組み立て、翌日の公演の準備。初日公演は200年の伝統があるオペラシアター「ホルヘイサック劇場」。午前は貧困階層の無料職業学校等の学生700人余りへの招待公演、夕方は一般公演が計画されていましたが、開演の朝残念な知らせが入りました。劇場までのバス代の予算が開演日まで捻出する事が出来ずやもなくキャンセルしたとの事。一行は大ショック。しかしそこは本間館長「それならこちらから出かければいい、我々はここにショッピングや観光に来たのではなく和太鼓を通して日本人の心を伝えに来たのです。700人が移動するより15人が移動した方がはるかに安いし身軽、学校に行きましょう」そう言って今回のコーデネィーターである日系人会館の中田文子館長に新たな訪問公演先の手配をお願いし後日感動的な公演を成功させました。


200年以上の歴史を誇る会場


リハーサルに会場に入る

真剣なリハーサル


会場入口には物売りも出て



本番、熱が入る


フィナーレは会場からも呼んで


演奏を終えて

キャンセルとなった午前中は入念な舞台リハーサルができ結果的にはそれが大きな成功につながりました。夕方の公演は二時間、1200席が満席となる盛況となりました。閉演後の見送りでは多くの観客から感謝と感動の声をいただき、とくに日系人の方々からの感謝の言葉はこの企画の意義が成就した手ごたえがありました。


移動中の一コマ


TV出演、司会者と

 翌日は休息日であったにもかかわらず、前日に劇場にこれなかった学生たちのために公営のセナ職業訓練学校へ、この学校は日本政府や日本進出企業も人材育成などの目的で支援している学校で一万人の学生を要しています。
 昼休みにあわせて開かれた公演は多くの学生たちが集まり大変な盛り上がりとなりました。とくに演奏後は感動した多くの学生たちが打ち手を取り巻きパニック状態になるほど、打ち手一行もその喜び表現に大いに感激し「ショッピングの時間は減ったけどこんなに喜んでくれて本当によかった。来てよかった」と喜んでいました。


熱の入った演奏


和太鼓は若者たちの心をつかんだ


交流を大切に

演奏終了後はサイン攻め

若者たちはすぐに心が結ばれる


3日目の公演はカリ市郊外にあるクリスタル野外劇場。このアンプシアターでは天候にも恵まれ六千人を超える観客が集まってくれました。またカリ市長などが突然訪問しステージで太鼓を打つなどの大サービス。日本とコロンビアの友好関係を強くアピールしてくれました。


野外劇場前にて


リハーサル

音響効果を確かめる茅野英太郎団長

押し寄せた観客、演奏に熱が入る


市長が飛び入り最高潮に

最終公演はカリ市から北西に一時間余り、日本人がもっとも移住成功したパルメラ市。会場は典型的なスペイン統治時代の街に見られる市中心部広場の教会前。パルメラ市が後援、広場にはなんと4千の椅子が並べられていました。広場がいかに人々のすべての中心である重要な場であるかが理解できました。開演に先立ち、コロンビア国歌、そして日本国歌が流され椅子席4千人、立ち見などの人々2千人余りが双方の国歌に敬意を表しました。日本からは遠いコロンビアの地で我々日本人一向に対して国歌をもって敬意を表してくれた事に大変な感動を受けました。この地で日本人の信用を築き上げた日系人の方々のご努力に感謝するものです。


この椅子はほんの一部


 オープニング前には必ず心を合わす
  

奥が見えない観客数


日系人の方の感動は大きかった

私どもはのべ1万2千人以上のコロンビア人の方々と和太鼓を通して友好を築く事が出来ました。民間交流活動として世界を演奏して歩く「信濃之国松川響岳太鼓」の存在が日本国内で余り知られていない事はまことに残念ですが、今回参加した打ち手一行はそれぞれ仕事を持つ方々で太鼓打ちが専業ではありません。毎夜7時ころから深夜にいたる練習を重ね、同僚に代勤などを頼んで、あるいはご主人の理解を得て参加した方々です。こういった民間の活動団体を積極的に世界の舞台でさらに活躍できるよう日本政府や関係諸団体の支援がある事を願うものです。

コロンビア、日本修好記念
   信濃之国松川響岳太鼓コンサート

 

 企画主催
AHAN日本館総本部(米国コロラド州デンバー市)
 現地主催  コロンビア日系人協会 会長 町田 栄
コロンビア日系人会館 館長 中田 文子
    同   文化部  部長 田中 イザベル
 後  援  日本国コロンビア大使館
ホルヘイサック劇場
クリスタル劇場
カリ市
パルメラ市
和太鼓公演
 
 信濃之国松川響岳太鼓    団長 茅野英太郎 打ち手10名
 企画構成 本間 学(日本館総本部)
 コーデネター エミリー ブッシュ(日本館総本部)
 通  訳      アルトロ 河合(在、AHAN日本館ボリビア)
西 春美(コロンビア日系人会館)
 移  動      手島 省吾(コロンビア日系人会館)
  敬称略

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ミンドナオ退避指示ドキュメント   
 平成20年8月〜12月
 


ミンドナオ州立大学で「武は矛を収める事」と平和の大切さを説く
日本館総本部本間館長 (平成20年2月写す)

日本館総本部AHANインターナショナルはフィリピン南部ミンドナオ島のイリガン市を中心に合気道を通した平和活動に努めています。現地ではAH ANミンドナオ世話人で合気道の現地指導者であるアバヤンチャ指導員を中心に活発な活動をしております。(これまでの活動に関してはこの報告の最後 のリストをご覧下さい。) また、平成20年8月からは日本館総本部派遣指導員としてマリウス.フレンチ指導員がネパールから転任し指導しておりました。


本間館長とアバ ヤンチャ指導員(イリガン市にて平成20年2月写す)



地元の高校生に指導するマリウス指導員


しかし9月27日私が日本での行事を終えミンドナオ出発の成田空港で変事を知り急遽計画を取りやめ、マリウス指導員に退避指示を出しました。私は武 道家であり宗教家でも政治家でもないためこの報告はどちらに軍配を上げるものではなく、合気道を稽古しようとするものは等しく私の門下生であるとの私の信念で今回の報告したいと思います。

この若者たちのためにも平和を

ミンドナオでは長らくフィリピン政府とイスラム勢力「モロ、イスラム解放 戦線(MILF)」の対立からの武力衝突を繰りかえし最近は停戦をしていま したが8月ころから和平交渉が暗礁に乗り上げていました。しかしそれは市民生活に影響を及ぼすほどでは無かったのですが、アバ指導員からの悲痛なメールが届いていました。メールでドキュメントします。(一部削除してあります)

8月17日
先生、マリウスは今は安全です。しかし、イリガンでは合気道道場が閉まって五日目になります。 マキシマムホテルは多くの仕掛けられた爆弾によって爆破されました。先生、私たちの為に祈ってください。アラン学校は五日間閉鎖されています・・・・。

8月18日
親愛なる本間先生・・・・。私たちは今カガヤン デ オロ市にいます。多くの市民が死にました。私の生徒の一人 Brayan Gografo はKauswagan で立ち往生しています。また、たくさんの子供達も爆弾の犠牲になりました。まだ、爆弾は町の何処かに仕掛けられています。私はマリウスの安否を気遣い彼にその事実を知らせ、退避をすすめ、午前1時ころ出発、夜明け近くにココに着きました。000ホテルです。平和な暮らしをイリガン市に・・・。沢山の子供の耳が削ぎ落とされ苦しんでいます。助けて先生・・・・・。

多くの犠牲者があり近くのカガヤンデオロ市に退避しているとの報告がありました。またマリウス指導員からは8月10日には合気道のクラスがすべて順調である事の報告の後に突然マリウスからーーー。

8月18
現在、私はアバと一緒にカガヤン デ オロのホテルの中にいます。00の家族、2、3人の警備員と一緒に。私たちはココに昨日の夜に来ました。現在、私達は安全です。昨日、イリガン市では仕掛けられている沢山の爆弾のうちの2つが爆発しました。そして・・・・7人が犠牲になりました。アバは私たちがイリガン市に留まる事を危険に感じ、イリガン市が安全になるまで2、3日カガヤン デ オロに滞在する予定です。これが今私の言えるすべてのことです。とにかく、ここに退避している限り心配することはありません。アバの携帯はつながります。またメールします。

との緊急避難の報告が入っていました。その後沈静化したためイリガンに戻り指導を始めたとの報告があったのですがマリウス指導員より、

9月21日
先生、何かがまたイリガン市で起こりました。アバは私の安否を気遣っています。私達は再びカガヤン デ オロ市に一緒に退避します。アバは先生の訪問をキャンセルするように私に伝えてきました。また、連絡します。

そしてアバからーーーー

9月30日
先生、悪い知らせです・・・・・。9月30日6時にイリガン市のPryce plazaで16人の人が爆風に巻き込まれ命を落としました。神のご加護を・・・。エミリー先生、みなさんによろしく伝えてください。

との連絡。イリガン市での大きな講習会指導のためすでに日本に立ち寄っていた私は電話等で状況確認を試みても難しく、成田空港で出発前の最終確認で現地と連絡が取れ、現地入りは命にかかわる危険な状態であると判断して講習会を中止、直ちにマリウス指導員の国外退避を指示しました。10月、11月と比較的平穏の連絡が入っていましたが、

12月18日
私たちの町はまたUni CityとJerrys Sopping Mallの二ヶ所に仕掛けられた爆弾が破裂、3人が死亡、44人が負傷しました。ショッピングモールは貴方も写真を写したところです.ーーーー。高校と大学は指導を続けていますが町の道場は危険なため仕方なく閉鎖しました。 この写真はジョアンさんや生徒たちとホームレスの子供たちに食事を与えているところです。0000でも指導しておりこの子達の多くは近所の者や家族に幼児性的虐待を受けた女児たちです。
 私たちは10月からホームレスに食事を与え、昨日も食事を与えていました。そしてこの事件です。私たちの国はどうした事でしょう。涙が止まりません。
 私たちの夢は平和道場の開設です。道場が完成すればこういった子供たちにもっと安らぎを与える事が出来ます。子供たちへの平和教育こそ今一番大切なことです。神のご加護を

 このメールドキュメントを公開したのは現実をそのまま読者に伝えるためです。
ただし一部は安全のため削除してあります。
一般市民が逃げ惑う現場の悲惨な様子が伝わってきます。そういった非常事態のなかで子供たちの世話をするアバと若者たちの叫びが聞こえます。この現実に合気道が唱える「愛と平和」ましてや合気道の技など「なんら無力である」事をいやでも認識させられます。なんの抵抗もない相手を投げ飛ばし「僅かそれだけの事」で指導者を気取っているだけの合気道家に知っていただきたい現実です。
 指導者は自己の武道家としての地位に甘んずる事なく、積極的にこういった現実に目をむけ「何が出来るのか、どう生きればよいのか」を門下生と常に考える必要があると思うのです。道場に集まった多くの門下生を前に神や平和を論じ気を論じ「先生」と呼ばれ酔いしれるより、真正面からこういった現実と向き合い「世界の合気道家が何が出来るか」を考えるモードに設定されたときにこそ「愛と平和の武道」を説く資格があると思うのです。
  
 次の写真は関係者の安全上ボカシてあります。


安全優先のため最後のクラスとなった



道場がなくなってーー女子合気道学生の皆さん



稽古は出来なくともAHAN活動は出来る



食事に並ぶ人々



ホームレス支援のアバ指導員



食事を受け取る子供たち



虐待女児収容施設を慈善訪問したアバ指導員一向


ミンドナオ島の片隅でクリスチャン、イスラムの分け隔てなく合気道を通しての平和活動リダーとして命がけで活動するアバ ヤンチャ指導員を私ども日本館総本部は全面的支援を続けたいと思っています。ミンドナオの道友たち、物事を冷静に判断し、紛争に巻き込まれる事無く、互いの命を尊重し少しでも早く平和を取り戻してください。争って残るものは双方どちらにも存在しません。私はあなたたちの準備が整い次第すぐに再訪し、計画中の平和道場建設の調査に入ります。

日本館総本部館長 
本間 学

付記:
 
 私はこの記事において、イスラム勢力「モロイスラム解放戦線(MIFL)」が起こしたテロとは断定していない。地域紛争においてはあらゆる手段を通しての争いの手口が存在する。武器や資金の支援調達のための工作テロも考える事が出来る。私にはこの地域のイスラム教の友人がたくさんいる。そしてキリスト教の友人も。ともに彼らは平和を望んでいるのは当然である。

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■コロンビア国カリ市日本武道館講習会
 平成20年10月16日
 


稽古中の皆さん、カリ日本武道館にて


和太鼓公演でコロンビアのカリ市を訪問した本間総本部館長はカリ市の日本武道館の合気道クラスで講習会指導をしました。この合気道クラスの指導者のホルへ先生は来年一月から日本館総本部での内弟子修行のため日本館がスポンサーとなり査証を取得、入館する事になっています。
                
AHAN日本館ボリビア 
アルトロ河合 記 

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コロンビアでAHAN稽古着贈呈式
 平成20年8月5日


日系会館中田文子館長から稽古着を受け取る子供たち

AHAN日本館総本部のコロンビア「稽古着FORキッズ」支援として行われたコロンビアコーヒー販売キャンペーンの収益金でこのたびコロンビアのカリ市のスラムの子供たちに40着の稽古着が送られ、その贈呈式の模様の写真が送られてきました。稽古着は合気道と空手を稽古する子供たちに送られました。
このキャンペーンに関する詳細は館長コラム「コミニテーと合気道」をご覧下さい。


喜びの子供たち

さっそく着替える


ハイ、ポーズ 

総本部 編集部

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本間館長日本訪問
合気道小林道場40周年記念行事     
  平成20年9月19日〜27日
 


記念講習会風景

 合気道小林道場(小林保雄道場長、合気会師範8段)の開設40周年記念祝 賀行事参加のため。総本部から5名、メキシコ国から10名も同行。一向は明治大学内での小林師範の稽古参加、翌日500人を越える参加者のあった記念講習会では植芝守央合気会道主、小林保雄師範の講習会出席。その後、400人を越える盛大な祝賀会に参加しました。
   合気道小林道場http://www.cup.com/kobayashidojo/english/index.html 


明治大学稽古風景

盛大な祝賀会

本間館長は招待客の一人として井上強一先生(警視庁合気道名誉師範、元 養神館館長)丸山修道先生(合気道光気会創設会長)斎藤仁弘先生(伝統岩 間流神信合気修練会創設会長)高野耕作先生(合気道麻布道場長)などと同席となり合気道の歴史や現状など話題の尽きないひと時を過していました。 
また前日の明大稽古後の懇親会で丸山修道先生と小林道場長との45年ぶりの劇的な再会があり固い握手を交わしておられました。記念行事の後一向は京都などの観光地を訪れ帰国しました。      

日本館総本部テリー記

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伝統岩間流神信合気修練会発足五周年記念式  
  平成20年11月22日
 



故斎藤守弘師範ご子息斎藤仁弘先生が発足された伝統岩間流神信合気修練会の五周年記念演武会が友部公民館大ホールで、祝賀パーテーが胆錬館道場 で開かれ出席しました。演武会では日本を始め世界各国から集まった伝統岩間流の各支部長や門下生が演武を、また協賛演武として戸山流の抜刀術、天真正伝香取神道流の見事な演武、最後に斎藤会長が父親譲りのすばらしい模範演武で締めくくりました。


演武をする斎藤会長

この会の挨拶で斉藤会長は「技は道場につくものでなく人につくもの」と切り出され岩間合気道の伝統を守るためにあえて巨大組織である合気会を離れ独自の道を歩まれ今日に至る心境を語られました。


祝賀会で挨拶する斎藤会長、隣は小林師範、井上師範

会には井上強一先生(警視庁合気道名誉師範、元養神館館長)小林保雄先生(合気道小林道場)も出席、両先生とも故守弘師範とは親交の深 かった方々で話しが尽きないようでした。守弘師範亡き後岩間大祭参拝の折にすら斎藤家に立ち寄らない指導者(昔の弟子たち)が多い中でこのお二人のお姿は尊敬に値する真の武道家と私は頭を下げる次第である。
                             
館長 本間 記

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長野県松川村訪問         
  平成20年9月28日、11月20日
 


練習に励む団員たち

長野県松川にある「信濃之国松川響岳太鼓」の道場を訪問、9月はコロンビア公演の照明などの打ち合わせ、11月はコロンビア公演成功のお礼と次のアブダビ公演の打ち合わせの訪問でした。本間館長は我々の世界ツアーの企画構成のため常に先頭にたって活動下さっていることを感謝申し上げます。
                      
響岳太鼓会長  茅野英太郎記

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■日本館主催日本旅行      
  平成20年9月19日〜27日




日光東照宮前にて

久しぶりの日本旅行が企画されました。過去には年二回の日本旅行が行われていましたが、ガイド訳の本間館長の多忙と、経費の高騰から日本行きが少なくなっていました。今回の日本行きは旅行と言うより「稽古旅行」と言うのが相応しく主目的は合気道小林道場、小林保雄道場長の道場開設40周年記念参加であり、この旅行に参加した一行は明治大学合気道部稽古参加や合気会合気道の植芝道主稽古、小林道場長の記念稽古などに参加しました。
 稽古中心の日程の中、東京見物のほか、日光や京都を訪問しました。この旅行に参加したのはメキシコ武産合気のフラナンド ロメン先生などメキシコ人10名と米国人5名の計15名。これまで300名近くの生徒を日本に引率している本間館長も久しぶりの引率に疲れ気味「日本引率旅行を始めたのは30年以上も前のこと、最近日本がだんだん遠く感じるけど、日本の物価は高くなりドルの価値が下がっただけではないようだ。俺自身が歳とったのかなーー昔は30人位い引率して日本中歩けたけどーー」と本音。
 そんな館長とは別に、参加した一行は短いながらも大いに日本を満喫しました。日本館日本支部の菊池裕支部長が東京ガイドをしてくれました。有難うございました。本間館長ご苦労様でした。         
                    
旅行参加者、日本館総本部
テリー 報告


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AHAN日本館総本部国内活動報告

AHAN日本館路上生活者食事支援プロジェクト




寄付の少ない靴下や下着を年末に贈る本間館長

2008年8月度―――――298食
2008年9月度―――――300食                     
2008年10月度――――350食
2008年11月度――――340食                      
2008年12月度――――269食

1991年1月に食事サービスを開始以来の合計――5万2332食


今年もデンバーレスキューミッションでの食事サービスを終える事が出来ました。今年の3月には5万食のサービス記念行事がありましたが、さらに一歩大きな目標である10万食を目指しています。

■在デンバー日本国総領事 食事支援5万食達成式に
■食事支援5万食達成記念講習会  
   
 このサービスプロジェクトはすべて日本館の門下生その家族友人で行われ、第三日曜日に行われています。
 朝稽古のあと日本庭園での野菜の皮むきなど下拵えから始まり通常20人ほどの参加があります。その後、日本館施設内にあるDOMO日本田舎レストランのシェフたちが休日返上でボランテア参加、4時間余りかけて調理します。三時にはミッションに入り五時からのミッション生活者50名前後の食事サービスのため仕上げの調理をします。その後は8時からのゲスト(外で並んで食事を待つ路上生活者)の方々250〜300人前後の準備をします。7時ころから日本館の食事サービススタッフ15名ほどが集まり手際よく作業され9時には終了します。サービススタッフは5年以上続けているベテランも多くスムーズなサービスの大きな手助けとなっています。


今月の仕込みボランテア


寒さに絶えて仕込み


コンテナーの雫が凍る寒さ


ミッションキッチンにて


今月のミッションサービスボランテア

18年続けられているこのサービスの資金のほとんどは本間館長の個人寄金によって維持されており、このプロジェクトは外部に対する寄付金や物品の求めは一切行っていません。その件に関して本間館長は「常に足元を現実に、そのとき本当に自分が見えてきます。レスキューミッションで出会う方々はそれぞれの現実を背負っておられ、こういった方々の後姿から学ぶものは非常に大きい。私にとっては人生学校、活動資金の支出は授業料です。日本レストランも経営しているわけだから材料も安く入るし、金のかかる趣味や習い事もしてないしそんなに大変な事ではない。それよりも価値ある事は継続できる≠ニ言う事でありそれが出来ている事はお金では買えない最大の喜びです」と常に述べています。
 ボランテアとして参加くださった多くの皆様、ご苦労様そして有難うございました。2009年もよろしくお願いします。       
                 
日本館総本部AHANインターナショナル     
チーフデレクター エミリーブッシュ記



バングラデッシュ孤児院コメ支援報告  
  平成20年12月15日 



AHAN日本館バングラデッシュ世話人のマジ君から毎月のコメ支援の詳細報告が届いています。総本部からは毎月一トンの米が2ヶ所の孤児院に届けられ、これまで35トンの米支援をしました。この春ごろから急激に米の値段が上がり現在ではプロジェクトを始めた頃のほぼ2倍になっています。これは天候異変による不作や穀物燃料資源への転作などによる穀物相場の高騰が影響しています。
 日本館総本部ではこれらの支援に対する外部からの寄付集めの行為は一切行っていませんが最近総本部の日本庭園に安座している観音像にレストランに来たお客様からの寄付の硬貨が集まりだし、賽銭箱を設置したところ米購入資金の不足分を補うほどの金額が毎月あり善意の寄付としてそれを使わせていただいております。この観音像は日本館スタッフ、とくにアジア諸国の仏教国からのスタッフのために本間館長が発願して納めたものです。朝夕おまいりするスタッフの姿があります。日本館の活動を理解して下さっているお客様の善意に厚く感謝申し上げます。
               
日本館総本部AHANインターナショナル
チーフデレクター エミリーブッシュ記

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韓国伝統芸能デンバー公演成功おめでとう 
  平成20年9月6日




バランスとボリュームあるDOMOのディナーボックス

ロサンゼルスの若い韓国人の方々による伝統芸能保存公演団体「韓国伝統文化公演団コリアントレデッショナルアートパフォーマンス」の公演がデンバーのデンバーセンターパフォーマンス劇場に2千500人の観客を集めて開かれました。
 本間館長が偶然出会った現地公演企画マネージャーとの会話で「若い方たちに韓国伝統文化を残し同時にアイデンティテーも確認してほしい」と言う言葉に感動し、公演日の夕食40人分の差し入れ応援しました。
 本間館長が差し入れの申し入れを受けたときに同席した私に「現在デンバー近辺には韓国の方々が5万人もいるんだ。私の店だって韓国人のお客様そして若い方々が働いてくれている。食材の多くも超スパーサイズの韓国食品店から仕入れいまやデンバーでは韓国パワー進出は大変なもの。それに韓国合気会の会長ユン先生の日本館訪問、私の韓国訪問など合気道を通しての交流もある。
 異文化、とくに同じアジアの国々の人々が共存するアメリカで発展を互恵しあうにはそれぞれの出来る事を出し合い支え合う必要がある。若い者が自国の文化を守ろうとする行動はすばらしい事だと思う。レストランをやっている事でもあるし食事ぐらいは提供しなければーー」と私に語りました。私は過去にバングラデッシュにある女子イスラム孤児院で本間館長がコメ支援の決心をしたときのことを思い出しました「ところで金どうするかな?まー俺がすし屋に行くのを毎月2回我慢すれば良い事かな」私はこういった本間館長の信念あるすばやい判断と行動力にいつも驚かされています。
 
 日本館総本部は本間館長の強い希望によってAHAN文化活動の一つとして伝統音楽や芸能を通した国際交流に力を入れております。
 これまで和太鼓国際公演ツアー(米国、ブラジル、トルコ、コロンビア)、米国先住民日本公演ツアー、米国伝統音楽日本ツアー、モンゴル伝統音楽米国公演および教室の開催などを積極的に行っております。
               
日本館総本部AHANインターナショナル アシスタントデレクター
ブライヤン グロバスキー 記     





秋の勤労奉仕            
  平成20年10月11日





過去18年間毎年行われている秋の勤労奉仕がありました。今回はデンバー市内にある広大な公園ワシントンパークの花壇の掘り返し作業で「BEDS TO BED」つまり翌春のためにシーズンの終わった草花を抜き土を掘り返す作業「花壇をベッドに」というデンバー市のプロジェクトです。
 予定では例年通り県庁前の公園の整備でしたが前日になって抗議デモ団体の集合地としての許可が下り、安全を考えて今回の公園に変更となりました。


まずは体操から

草むしりにもちゃんと手筈があります。

作業前、作業後

朝8時からの奉仕作業には80人余りの日本館メンバーやその家族友人が参加、午前中には手際よく作業を終了しました。毎年この作業では公園を散歩したりジョギングする人の中に「まだ咲いているのになぜ抜き取るのか?」という言葉をかけられる事もありなかには真剣に抗議する人もいますが、花壇に寄せ植えされた草花の中には種を結んでいるものもあり、それが落ちた場合にはいくら抜き取っても来年の花壇作りに影響が出るため初霜前に抜くのが恒例となっています。
 ところで今回一緒になった他の団体の参加者の中には、作業は一切せず大量の多年草を掘り起こし自分の車に運ぶだけで作業の邪魔になっただけの者が目立ち、奉仕作業のモラルを考える必要があるような気がしました。
 ひたすら働いてくれた日本館関係者の皆様ご苦労様でした。


常連のアラシックス3人

デンバー市からの感謝状です。



(クリックで拡大できます。)

プロジェクトリーダー
ジェームス.サーモン記                         




本年最後の課外授業生一向日本館訪問  
  平成20年12月18日





日本館総本部には今年一年間で26校1400人余りの小中高生がフィールドトリップ(課外授業)として日本館を訪問しました。AHAN文化活動の一つとして行われています。
 通常は朝10時に入館し館内説明、折り紙、書道、合気道。日本の子供の遊び、民俗資料館説明、AHAN活動説明、日本庭園見学、そのあと昼食弁当を食べて終了します。25人程度から多いときは150人の子供たちがやってきます。担当するのは日本館総本部副会長でありAHAN日本館インターナショナルデレクターであるエミリー ブッシュを中心とした門下生スタッフです。子供たちの弁当は本間館長の経営するDOMO日本レストランで調理されます。
 子供たちの参加費は10ドル、3ドルが材料費、残りの7ドルがAHAN活動に使われます。調理担当のシェフや館内説明スタッフは全員無報酬です。
 この日は今年最後のグループが34名が訪問、リトルJAPANを楽しんでいきました。                  
日本館オフィス
テファニー報告                            




日本館総本部道場便り

合気会師範八段小林保雄先生 日本館総本部講習会 
  平成20年10月23日〜29日




小林道場の大きな発展はこの小林師範のお姿にある

合気道小林道場の小林保雄道場長が米国を訪問、三日間の講習会指導が日本館総本部でありました。小林先生は合気道が世界に飛躍し始めた1960年代の合気会本部の状況を知る現在では数少ない合気道開祖植芝盛平の直弟子のお一人です。
詳しい小林先生のご経歴http://www.cup.com/kobayashidojo/english/index.html に掲載されているほか小林先生ブログで今回の日本館訪問の感想も述べられております。


日本館庭園にて
篠崎氏、小林師範、本間館長、後方、日本館ブッシュ副会長

今年は小林道場40周年、一ヶ月間余りの記念行事をこなしての訪米にもかかわらずお元気にデンバー到着。その後の滞在中も73歳とは思えないお元気さで日程をこなされました。


先頭に立って受身を取る小林師範


初心者の受身をとる小林師範


杖クラス


指導中の小林師範

とくに多くの参加者を驚かしたのは先頭に立って受身を取られ、段級にかかわらず投げたあとは必ずご自身も受身を取るという事でした。稽古は厳しい中にも常に楽しく分かり易く、参加者とくに年配者に大きな感動を与えました。
 講習会日程を終えられた小林先生は山麓の温泉、近郊の景勝地巡りなど、コロラドの歴史と自然美を楽しまれました。丁度ハローウインの仮装祭りの日と重なり慰労会では仮装の門下生に囲まれて写真撮影に応じられておりました。


貴重なショット


日本館は大騒ぎ


コロラド州最古のカーボーイバーにて、雰囲気が不思議と会う

コロラドスプリングの景勝地では岩肌を登るロッククライマーに大変な興味をもたれ、そばにいた小林道場内弟子で今回のお供である篠崎秀紀3段が「まさか、先生やってみようなんては?」と訊ねますと「面白そうじゃない。人が行けないところに行くのは」と興味津々。篠崎氏いわく「この前先生の車の中にスキューバーダイビングの道具が入っていて訊ねたらトレーニングしていると言うんですよ。ロッククライミングも本気かも」と困惑気味。小林先生はコンピューター教室、ダンス教室など多彩な趣味にチャレンジ。お元気の秘訣は積極的な身体、頭脳の刺激にあるかもしれません。


クライマーを熱心に見つめる師範

今回は記念写真だけ

小林道場長に限らず日本館では過去に故斉藤守弘師範、藤田昌武師範、など合気道開祖のそばでお使えした高段師範のお出ましを願い指導戴いております。これは積極的に先駆者の教えを受け、より良い合気道を日本館門下生に伝えたいと言う私の希望からです。
   
今回は「内容ある講習会」を目的とし、一人の指導者が配慮できる100人限定の講習会としました。参加できなかった皆さん、この次は早い申し込みを。
小林先生、本当に有難うございました。篠崎さん、お供ご苦労様。
                     
日本館総本部 館長
本間 学記                        




■デンバー日本総領事館で日本人武道師範会
  平成20年11月3日




久保総領事を囲んでコロラド師範会の皆様

デンバー市およ周辺の市や町などで日本武道を指導している日本人武道家が日本総領事館からの招待を賜り、総領事公邸においてコロラド州における武道界の歴史や現状などをご報告しました。これまで師範会は毎年担当領事をお招きして開かれていましたが総領事との懇談は今回が初めてとなりました。
 日本人武道師範会の指導者はコロラドで30年以上の指導経験を持つ指導者が中心となって相互の情報交換、交流を目的としています。
 今回の懇談において総領事館、師範会の相互理解がさらに進み、日本文化の正しい発展に貢献できる師範会に発展するべく努力する事を確認しました。
 この集まりを実現させてくださった在デンバー日本総領事館久保総領事、加島主席領事に厚く御礼申し上げます。

 出席者(敬称略)
 矢口 豊ーーーーーー国際松涛館空手道連盟 
 黒羽根 貞治ーーー和道会伝和館空手センター
 井垣 英治ーーーー米国空手道オリンピックチームコーチ
 大高 秀一ーーーー柔道
 田辺 博之ーーーー和道会修道館空手センター
 石川 康生ーーーー剣道
 吉田智治 ーーーーキックボクシング
 本間 学ーーーーー日本館合気道
  
なお円心空手道の二宮城光先生は日本での大会があり日程調整が出来ず今回は欠席しました。
                          
日本館総本部館長
本間 記                               




内弟子動向



今年も日本館総本部では優秀な内弟子が活躍してくれました。日本館に内弟子修行生として入り、何も得ないで批判のうちに出て行く者、ただ期間を消化しただけで行き過ぎる者、限られた期間に多くのものを得て感謝のうちに巣立っ行く者とさまざまです。道場は空っぽの箱でしかなくその箱の中から自己を探し出す事が内弟子修行です。自分の立った足下を道場として毎日を過ごした者のみが実感できる「内弟子成就」の喜びがあります。本年の海外からの成就者を紹介し皆様の労をねぎらいたいと思います。(内弟子体験記は英文です)

マリウス フランス日本館総本部指導員

マリウス君
ポーランド合気道会系道場から日本館総本部で二期の内弟子修行を成就して ネパールでの5ヶ月間の派遣指導を終了しフィ リピン、ミンドナオ島イリガン市に転任、2ヶ月間の指導後、緊急退避として米国日本館総本部に戻り3期目の内弟子、現在アイルランド、ダブリン市にてAHAN支部開設準備にあたっています。フィリピンでは治安不安定のなか若者たちと積極的に交流をもち、合気道の普及に努めた事を高く評価いたします。



左から内弟子のエムラ、ミチェロ、アトロ、アルベルト

ミチェロ ザンレイ君
イタリア、パラマ市近在の合気会系道場から日本館入館、内弟子一期を成就し帰国しました。内弟子中は積極的な稽古と道場管理等の作務をこなし、他の内弟子の範となりました。お温厚でやさしい人柄は多くの日本館生に愛されました。なお12月、本間館長は講習会のためパラマ市に出張、郊外のミチェロ君の実家を訪問しご家族の歓待を受けました。

アトロ アボラス 河合氏
ボリビア、ラパス市の合気会系道場から日本館入館、二期内弟子を成就その間、本間館長の助手としてネパールに派遣、本年10月にはコロンビア和太鼓公演の通訳として活躍してくれました。内弟子中は本業である弁護士の資格を生かしスペイン語関係国との連絡事務に大きな力を発揮してくれました。特にコロンビア稽古着支援プログラムにおいては輸出業務に関して道筋を作ってくれました。現在ラパス在。有難うございました。河合氏から「内弟子体験記」が届いています。こちらをご覧下さい。(英文のみ)
  
エムラ エグー氏
トルコ、イスタンブール市の合気会系道場から日本館入館、勤務先の銀行からの英語研修のためにデンバーの語学学校に一ヶ月通いました。 その間熱心に内弟子稽古も励み有意義な一ヶ月過ごし帰国しました。
  
アルベルト カステレホス マハア君
メキシコ、メキシコシテーの合気会系の道場から日本館入館、一期内弟子を成就しメキシコの大学に戻りました。真面目で礼儀正しい好感の持てるメキシコ青年でした。庭仕事は庭師、料理はメイドの家庭に育ったらしく日本館での内弟子生活は初めての事が多く戸惑いながらも積極的に物事にチャレンジしました。稽古も熱心で作務も率先して行いました。

●ジアン カラグオー君


ジアン君
トルコ、イズミア市の合気会系道場から日本館入館、一期を成就し帰国しました。生活習慣の異なるなか自主稽古に励み、作務も手を抜くことなく熱心に稽古しました。帰国後は結婚式が待っているとの事、幸せな家庭を作 ってください。なお帰国時にAHAN日本館 インターナショナルにラマダン(イスラム教の断食)明けの喜捨として多額の寄付があり ました。ミンドナオ島の支援ファンドとして使われます。有難うございました。(使途報告は後日いたします)  

バヌ アレスベルシーさん

バヌさん
トルコ、アンカラ市の合気会系道場から二回 目の日本館入館、一ヶ月の稽古期間を終了し帰国しました。彼女は平成19年に日本館総 本部の韓国、モンゴル講習会にも同行してい ます。アンカラで道場を開いている彼女は、将校であるご主人のやさしい理解のもと渡米、 稽古のみならず米国の文化や習慣に触れるため門下生の女性たちと積極的に交流の輪を広 げました。日本館総本部門下生がトルコに対 して大きな興味を持った事は彼女の大きな功 績でした。ご苦労様でした。バヌさんから 「内弟子体験記」が届いています。こちらをご覧下さい。(英文のみ)





ユースクラス初級発表会         
  平成20年8月23日



 
恒例のユースクラス昇級発表会がありました。今回の昇給者は32名、日本館では子供クラスの昇級試験はなく、稽古出席を考慮し年二回発表されます、この会ではエミリー ブッシュ日本館総本部副会長がAHAN活動について参観者に説明。年長クラスの生徒や大人クラスの有志が演武のあと稽古、本間館長も稽古指導をしました。


ブッシュ副会長のAHAN活動説明

ドーレン指導員の演武





講習会を前に             
平成20年10月15日




小林保雄先生の日本館総本部講習会を前に道場有志が場外の草取りや道場マットの整備などをしてくれました。敷地や建物の大きい総本部は道場有志のこういった活動がなければ維持に大きな時間がかかります。皆様どうもありがとうございました。                       

日本館 オフィス


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