ニュース&イベントレポート◆◆  
 

AHAN日本館海外活動報告
■響岳太鼓トルコ公演 各地で大反響
平成18年10月28日〜11月4日
 

阿部駐トルコ日本大使のスピーチで開演

AHAN日本館の文化交流事業「信濃国松川響岳太鼓国際コンサートシリーズトルコ公演」がトルコの首都アンカラ、世界遺産カッパドキアの中心ウルギュップ市、同じく世界遺産の街イスタンブルで開催され、AHANトルコ支部の活動支援を目的に1500人を超えるトルコの方々に「和太鼓の音と躍動」を紹介しました。
日本館の活動支援を続けている「信濃国松川響岳太鼓」は日本の長野県の松川村に本部のある太鼓集団で、「土の太鼓」として、素朴でエネルギッシュな演奏が日本は勿論、世界で高い評価を得ている太鼓集団で、今回のツアーは打ち手10名で構成されました。
響岳太鼓は04年、モンゴル孤児救済支援米国デンバー公演、テユライド公演など5公演、05年はブラジルAHAN活動支援、スラム住宅改造キャンペーン支援リオデジャネイロ公演など5公演を現地の日本総領事館の後援も得て成功させております。米国公演は日米修好100年記念行事として領事館、日米協会、日系人会、日本企業懇話会など、ブラジル公演は領事館のほか、リオ日系人会、長野県人会、リオ日系体育協会などの後援を得ました。

今回のトルコ公演も多くの方々のご理解とご支援を賜り成功裏に終えることが出来ました。後援者リストは館長コラム「もう一歩踏み込んだ文化交流」に掲載してあります。こちらご覧下さい。
http://nippon-kan.org/dojo_news/06/july-sept/july-sept_report.html#turkeyconcert
一向は公演に先立ち、日本大使館の昼食会に招かれ大使公邸を訪問、阿部大使より慰労を賜りました。
公演ツアーのレポートを町 恵美が報告します。

※アンカラ市公演


トルコ人の誇りアタチュルク廟訪問

首都アンカラでの公演は在トルコ日本大使館主催で開催、トルコ日本基金会館(土日基金)を会場にアンカラ在住の政財界人などを招いて開かれました。
 在トルコ日本国大使館 阿部知之特命全権大使の開園の挨拶に始まった公演は予定した500人をはるかに越える人々であふれ、舞台下に押し寄せる10社を超える報道各社に打ち手たちも感動、熱演に拍車をかけました。太鼓に合わせて踊る事の大好きなトルコの方々、アンコールでは演奏に飛び込み、時間をはるかにオーバーし大盛況で終えることが出来ました。終演後はロビーで多くの方々が語り合い、今回の最大の目的である「日本文化を通した人々の出会い」は達せられました。


今回の打ち手は女性が女性7名、男性3名
吊り太鼓演奏

アンコールでは会場から飛び入りも


押しかけた報道陣

女性団員は注目の的


どちらが写してとお願いしたのか?

公演を終えて

混雑した公演会場で日本大使館の外山書記官、福岡書記官が報道関係者や要人のご案内など経験豊かな対応をして下さいました。感謝申し上げます。
公演進行はトルコ合気会アンカラ道場の多くの門下生が協力してくれました。
とくにAHAN日本館アンカラ世話人、バヌ.アルシュベルシンさんは現地コーデネイターとして決めの細かいアレンジをしてくれました。この方々の力なくして公演の成功はありませんでした。深く感謝申し上げます。

※カッパドキア、ウルギュップ市公演


公演後の名所見物

アンカラ公演を終えた一行はバスで深夜移動、アンカラから南東に5時間のウルギュップ市へ。後援下さったウルギュップ市の方々の為に先ずご説明。私たちが一般的に云う世界遺産カッパドキアとは幾つかの町村を含めた地域の名称であり
アナトリア高原の火山によってできた大地をいいます。ウルギュップ市はその中心にある歴史的な町です。
 早朝4時の現地到着、市提供のホテルにて仮眠後リハーサル会場の市民会館へ。
世界的に有名な観光地とは云え人々の生活はユッタリとした時の流れの中にあり、素朴な人々が温かく迎えてくれました。公演には市内はもちろん近在の町村から600人あまりが集まってくれました。とくに子供と一緒の家族連れが多く、「太鼓を一方的に聞かせるだけの会であっては意味がない、少しでも多くの方々と交流を持ちたい」という本間館長の希望で、司会役の本間館長、AHANイスタンブル世話人でありトルコ語通訳を担当した私、町恵美の二人が開演前に会場の中に入り日本文化に関する質問に積極的に答えました。「日本人はどんな顔をしてますか?」と言う子供の質問に本間館長「こんな怖い顔をしています」と答え会場を笑いの渦へ。舞台裏に戻った本間館長「本当にそう思ったのかな」といささか落ち込んだ様子。
 この公演でも多くの方々が飛び入り参加。アンコールでは国会議員、郡長、警察署長など「近在の名士」が舞台に上がっての「乱れ打ち」にまで盛り上がりました。


熱演

観客とスマイルショット

地元の新聞は「日本の太鼓公演に1000人の観客」とヘッドラインで紹介、いかにその印象が深かったか伺えます。実際の動員数は600人ですから。
カッパドキアで開かれた初めての本格的太鼓公演は大成功に終えました。
 一行はカッパドキアの史跡そして味を楽しみ、次の公演地イスタンブルに移動しました。
 AHAN日本館アンカラ世話人のバヌさん、スタッフとして同行したErsin Ozturk氏Ilham Ucok氏の両氏、そして司会を勤めた本間館長、ご苦労様でした。

※イスタンブル公演


ブルーモスクの前で

イスタンブル公演はAHAN日本館総本部、AHAN日本館イスタンブルが共催、トルコ自然環境保護活動の中心「TEMA財団」と「トルコ腎協会」の二団体の支援を目的に開かれました。
 この二つの団体への基金支援のためイスタンブルの公演のみ有料となりました。会場は市内中心部にある開学400年の歴史あるイスタンブル工科大学ITU内の500人収容のコンサートホール。この会場は前駐日トルコ大使であったヤマン.バスクト氏のご足労により使用が実現しました。


TVライブ出演前の鬼たち

トルコ合気会による合気道演武

アンカラ公演の成功後、イスタンブルのTV各社からのライブ出演の依頼が相次いだものの日程上ATV一社しか対応できなかった事が残念でした。
 
 この日は始めての寒気到来を告げる大荒れの天候でしたが満席に近い観客が集まりました。この公演の受付、案内、警備などはトルコ合気会イスタンブルのアリ.ウルダク先生門下生が担当し、公演前には合気道デモンストレーションも行われました。


熱の入ったステージ

クライマックス(鬼がテープ)


太鼓好きのトルコ人

ツアーを終えて喜びの一行

感動はスマイルを作る

超多忙な公演スケジュールを終えた翌朝、一向10名はイスタンブールから帰国の途に付きました。本当にお疲れ様でした。
 本間館長のイスタンブル公演で述べたオープニングスピーチ(日米両語)AHAN日本館アンカラ世話人バヌ.アルシュベルシンさんの感想(英語のみ)を掲載します。こちらご覧ください。

トルコ公演ツアーコーデネイター
町 恵美さんご紹介

大阪外語大トルコ語学科在学中の93年にトルコ初訪問、トルコに魅され、卒業後法律事務所勤務経験を経て04年にイスタンブル大学大学院トルコ文学学科入学、現在に至る。学業の傍らイスタンブル市内グランドバザール近くにある歴史古書店で働く。日本の研究者からの研究資料調達、史跡ガイド、トルコ関係研究機関等とのコーデネイトなどの問い合わせも多い。
 大阪外語大合気道副主将も勤めた経験を持ちトルコでも稽古を続けている。
現在AHAN日本館イスタンブル世話人としても活躍。

現地コーデネイト、通訳翻訳等のお問い合わせは日本語で
info@sahafium.com  までお気軽にご連絡ください。


 




AHAN日本館ブラジルからの活動報告

合気道指導者のための「救急治療講習会」    
 平成18年10月10日報告


AHAN日本館リオデジャネイロ(合気道日本館ブラジル、ルック.リオニ先生)は安全な武道稽古を実践するための「救急治療講習会」を合気道指導者に呼びかけ開催しました。
武道稽古における安全管理はもっとも大切な事でありますが、武道という激しい運動において不慮の事故の生じた場合の冷静な対応が必要とされます。今回の講習会は多くの合気道指導者にとって「指導者としての有り方」を考える有意義なものとなりました。リオニ世話人の英文記事が有ります。こちらをご覧下さい。

医療器具寄付プロジェクト     
 平成9月26日報告

 フランスを中心に活動するUrgence Humanitaire Internationaleとの共同企画としてAHAN日本館リオデジャネイロは、中古医療器具(歯科治療イス、手術用ベッド、など)のブラジル僻地寄付活動をブラジル政府と過去6月間の交渉を経てまもなく実現します。すでに第一便コンテナが07年1月に到着します。これまでUrgence Humanitaire Internationaleはアルメニア、東ヨーロッパに寄付活動を展開しています。

今後はAHAN日本館リオデジャネイロの活動の一つとして僻地医療のお手伝いをしたいと思っています。フランスの全国紙に掲載された記事をご覧下さい(フランス語のみ)、AHAN日本館リオデジャネロはANAN日本館総本部の指導理念に従い、活発な活動を展開しています。

二報告ともに   リオニ記



AHAN日本館中央アメリカからの活動報告
 平成18年11月12日報告
 

AHAN日本館中央アメリカ(世話人、AHAN日本館メキシコ、メキシコ合気道武産合気、フラナンド.ロメン先生www.mexicoaikido.com.mx )から活動報告が有りました。


「私のAHAN啓蒙活動は、最終的にはそれぞれの指導者が独自に展開する事であり、その実績が和となって広がっていく」と言う本間館長の思想を反映した中央アメリカでの活動です。

※メキシコ小児癌治療滞在施設支援演武会      
 平成18年11月12日

メキシコ小児癌治療滞在施設「カサーデラアミスタド」www.casadelaamistad.org.mxの支援者など200人余りが集まった運営基金募集事業に支援参加、AHAN日本館メキシコは合気道演武会を行いました。
これまで本間日本館総本部館長が三回行ったこの施設への支援講習会は、各国AHANの「自立した活動」を希望する館長のAHAN活動哲学の実践から始めてAHAN日本館メキシコの独自企画で行いました。カサーデラアミスタドに関するこれまでの活動はこのホームページに沢山報告されています。
英語、スペイン語のみですが写真が豊富にあります。こちらの報告をご覧下さい。
http://www.area3.com.mx/aikido/galera/demostracinenayudaaniosconc/


※「子供たちにクリスマスを」コスタリカ合気道講習会開催      
 平成18年11月17日〜19日


AHAN日本館中央アメリカ、AHAN日本館コスタリカ共催の第2回合気道講習会がコスタリカの首都サンホセ市で開かれました。
 私フラナンドはAHAN日本館コスタリカ(合気道ZANSHIN道場 マルコ.ゴンザレス代表)との共催で2度目の基金募集講習会指導者として日本館総本部の任命で指導をいたしました。この講習会は前回同様、恵まれない子供たちにクリスマスギフトを贈る基金募集として行われました。レポートはこちらをご覧ください。(英文)
                        
フラナンド記





AHAN日本館バングラデッシュにコンピューター50台発送
 平成18年12月9日
 


バングラデッシュ、ダーマラジカ仏教寺院の孤児院に贈られる新中古コンピューターの梱包発送作業が日本館総本部で行われました。これらのコンピューターは日本館メンバーが20ドルの寄付で里親となり、里親となったコンピューターにはそれぞれのメッセージを書いたシールが貼られ、寄付金は郵送経費とされました。


門下生ボランテアによって点検、調整


メッセージを書いたラベルを貼って

現地の受け入れ態勢を整えるためAHAN日本館バングラデッシュ世話人のマジ君、ダーマラジカ仏教寺院のバルハ師、バングラデッシュで貿易事業を営まれ和道流空手道師範のカジ先生、AHAN日本館総本部ブッシュ会長の緊密な打ち合わせによって進行しています。なおコンテナーは07年2月末には寺院に届く事になっています。日本館総本部からは到着に合わせてコンピューター専門スタッフとしてブライヤン.グラバスキー氏を現地に派遣する事になっています。                       
本部スタッフ記




AHAN日本館モンゴルからの活動報告
 平成18年12月24日


中央ガンゾルグ先生と子供たち

AHAN日本館モンゴル(モンゴル合気道日本館、ダッシドル.ガンゾリグ道場長、ボルド先生)は今年も活発な活動をしました。現在の道場門下生は80名余り、また最近はモンゴルモデルエージェンシーとの契約を結び、男女の子供たち40名余りに合気道、剣道を指導し将来のスタントマンを養成しています。モンゴル合気道日本館は現在では最もアクティブなモンゴル合気道団体に成長しつつあります。
 また本日24日はAHAN活動として子供たちのシェルターを訪問、玩具、衣類そして寄付金を手渡しました。私たちは地域に根付いた武道場として本間日本館総本部館長の指導を忠実に守り大きな発展をしております。

ガンゾリグ記

モンゴル合気道日本館ガンゾリグ道場長に関する記事はこちらをご覧下さい。
■本間館長モンゴル訪問

  



合気道日本館海外講習会報告
本間日本館総本部館長トルコ指導
 平成18年11月4日〜8日
 


ITUトルコ工科大学合気道部の皆さんと


イールル大学(9月9日記念大学)合気道部の皆さんと 

今年3度目のトルコ訪問となった本間館長はAHAN日本館総本部企画の「響岳太鼓トルコ公演」を成功のうちに終了、打ち手たちの日本帰国を見送った
あと日本館総本部から派遣された私、ブライヤン.ヘイ総本部指導員と合流、イスタンブル工科大学合気道部指導やイズミヤ市のイールル大学合気道部などの招きに応じて積極的に講習会指導をされました。


木剣稽古ITUにて

基本は転換からイールル大学にて


地元新聞に答える本間館長、イズミア市にて

イズミアの丘でバーベキュー
トルコ合気会アリ先生と本間館長サラダを作る。

太鼓公演ではゼネラルデレクターとして打ち手たちの世話から、照明、司会、現地スタッフとの打ち合わせなど私たち合気道家が知らない本間館長であったのが、見送りの飛行場に背を向けたあと一瞬にして「合気道指導者」に戻る「変化技」に驚いてしまいました。「合気道を稽古する事も、物事を企画し行う事もすべて合気」という本間館長の実践の姿を見る事が出来ました。

日本館総本部 ヘイ記




韓国伝統武道資料収集のため韓国訪問、順天市などで合気道指導
 平成18年11月20日〜30日
 


順天郊外の茶畑にて
左から子供を抱いてミン先生、本間館長、右から2人目ユン先生

韓国伝統武道の資料収集のため本間日本館総本部館長が韓国を訪問しました。日本伝統武道と日本統治以前の韓国伝統武道、さらにはモンゴル武術の流れについて資料調査をされている本間館長は、館長の専任トレーナーである私、シンの案内でソウルで資料収集をしました。私は韓国伝統武道である「十八技Sib Pal Ki 」を長く稽古しており館長の資料収集のお手伝いが出来ました事を喜んでおります。


右、韓国十八技協会 金 会長、左、辛師範

本間館長は昨年に続き「大韓合気道連盟」www.aikido.co.krの設立者であり韓国合気会合気道のパイオニアでもあるイカム.ユン先生のソウルの道場を訪問、門下生の方々と稽古されました。さらに、南へ列車で5時間余りの順天市にある合気道順天道場をユン先生、奥様のシンさんと共に訪問、二日間の講習会を指導されました。
 順天道場の指導者であるミン先生は奥様と二人で合気道の発展に日夜努力されている方です。また多くの素晴らしい門下生の方が集っておられ将来確実に発展する道場の姿を見る事が出来ました。


大韓合気道連盟の道場の皆さんと、
本間館長左奥様のシンさん、右ユン先生

順天市ミン先生の道場入り口

順天道場にて


順天道場の皆さんが歓迎会をしてくれました

順天は伝統料理が豊富

心温まる歓迎を受け、順天の名物料理、景勝地案内など本当にお世話になりま
した。多くの方々が順天駅まで見送り出てくれました。皆様に感謝する次第です。
 昨年訪問したときの感想をまとめた館長コラム「ユン先生と若い力」にユン先生のご活躍を紹介してあります。また順天合気道のミン先生からの手紙があります。ご覧下さい。             

韓国同行―シン記




合気道日本館ネパール(ネパール合気道協会)へ指導員派遣  
 平成18年12月26日報告
 


左スコット指導員、右ジャン福指導員

合気道日本館ネパールはネパール合気道協会として正式に政府から認可を受け、活発な活動を始めました。これまで政変の不安定から指導員の派遣要請を躊躇しておりましたが最近の安定状態から改めて指導員の派遣を日本館総本部に依頼しましたところ19年2月に本間館長、日本館内弟子修了者ジャン.グートリアン指導員、日本館総本部指導部シニア指導員のスコット.オイルソン先生がネパールを訪問してくれる事になりました。オイルソン先生は2週間滞在し集中講習会を開きます。ジャン指導員は日本館総本部の資金支援によって3ヶ月間滞在し基本技の指導を担当する事になっています。 

協会書記――Mr. Pramod Adhikari記





AHAN日本館国際ボランティア募集案内◆
 


派遣先 バングラデッシュ  ネパール  モンゴル
活動内容 基本衛生教育  収容施設整備  コンピューター設置
基本ドリリング指導  サッカー指導  基本数学指導
スタッフ食事  管理など、
以上のいずれかの他に合気道3級レベル以上の者、流派、団体は問わず
参加条件 日本館総本部において3ヶ月間の研修が必要
上記の知識、経験を有する健康で行動力のある男女
派遣費用 AHAN日本館総本部が支援 (条件がございます)
期間 派遣希望日から最低3ヶ月間
参加希望者 info@nippon-kan.org
AHAN日本館国際ボランティア まで身上書、履歴書、合気道に関する
私感短文を送付、電話、fax、手紙では一切受け付けません。
一切の問い合わせは身上書、履歴書が確認されてからのみ応じます。



合気道日本館国内活動報告
神信合気修練会肝錬塾、斎藤仁弘塾長米国リノ講習会 
 平成18年10月27日〜29日




斉藤塾長の右マイケル指導員、右、フラナンド先生

米国ネバダ州リノ市で伝統岩間流神信合気修練会「合気道オブ-リノ」道場長ビンツ・サルバトリー先生主催の講習会が開かれました。指導講師は神信合気修練会肝錬塾、斎藤仁弘塾長。全米、そして世界各国から300名を超える合気道家が受講しました。
  本間館長はトルコでの和太鼓コンサート開催のため参加出来ませんでしたが、日本館総本部からは指導者養成の目的で、マイケル.バレラ日本館総本部指導員、AHAN日本館中央アメリカ(AHAN日本館メキシコ、メキシコ合気道武産合気www.mexicoaikido.com.mx )からフラナンド.ロメン道場長を派遣しました。

 日本館総本部では本部指導員に限らず、流派団体を超えた若手合気道指導者を発掘し、各国の合気道を体験してもらう「IISA認定指導者制度」があり、二名の派遣費用もこの養成資金から支援されました。
 斉藤塾長,サルバトリー先生の益々のご発展をお祈りいたします。
フラナンド先生から講習会参加報告が写真と一緒に届いています。
こちらをご覧下さい(英文、スペイン語のみ)
http://www.mexicoaikido.com.mx/Reportes/renseminar.html      

日本館総本部―ブッシュ



合気道光気会、丸山修道会長講習会     
 平成18年11月14日〜15日




丸山会長、本間館長

恒例となった丸山会長の日本館訪問、本間館長とは館長が中学生からの頃からの43年間の関係。米国合気会合気道のパイオニアとして米国合気道の歴史を築き、現在は合気道光気会の会長として世界中で活躍されています。今回の訪問も米国各地での講習会指導のためでした。


丸山会長、日本館総本部道場にて

日本館内のモンゴルゲルの中で馬頭琴を聞い て寛ぐ
丸山会長

丸山会長に関する記事は次の通りです。どうぞ米国合気道界の歴史証言をお尋ねください。

「沈黙の開拓者」(英文)
「冷酒と恩師の教えは」



日本館総本部道場便り
本年最後の路上生活者食事提供プロジェクト
 平成18年12月16日




18年度最後の食事サービスがありました。今年は例年になく寒い年末でこの原稿を書いている22日は前夜からの大雪で市内の公共機関をはじめ一切の動きは止まった状態です。


大雪に日本館施設もこの通り

冬の日本館ガーデン

いつもの通り、朝稽古後に寒さに震えながらの下拵え、夕方デンバーレスキューミッションに15名余りの日本館ボランテアが集まりそれぞれの仕事を黙々とこなし、食事をサービスし「お休みなさい」と言葉を交わし帰宅する。帰宅する、いつもと変わらぬ16年目を無事に終えました。「いつもと変わらぬ事」を継続する事に意義があるのです。思いつきや感情での行動では有りません。

寒さに震えて下拵え

10月度(18年10月15日)―――280食
11月度(18年11月19日)―――300食
12月度(18年12月17日)―――290食
1991年1月に食事サービスを開始以来の合計――4万5千508食



日本派遣スタッフのテファニーさん帰館
 平成18年10月18日   




テファニーさんと仲良し、内弟子鳩子

日本館総本部は文化交流活動プロジェクトとして1990年から秋田県東成瀬村との人事交流事業をしております。これまで日本館関係者100名余りが訪村し、また教育委員会に所属し小中学校や地域エベントで活躍する長期滞在者も多数就任しています。本年7月から3ヶ月間の派遣を終えたテファニー.プライスさんが日本館総本部に帰館し、来年度から日本館事務局専属となります。
東成瀬村でお世話下さった皆様、有難うございました。テファニーさんの日本での記事はこちらをご覧下さい。
http://nippon-kan.org/dojo_news/06/july-sept/july-sept_report.html#crosscultural
 2007年度の日本派遣スタッフの募集要項が発表されました。要項は英語版のみで発表してあります。




ユースプログラム昇級発表会
 平成18年12月16日  



*子供たちのプライバシー保護のため写真掲載はしません

 6月と12月の年2回行われる日本館ユース門下生の昇級発表会が開かれました。日本館は会館30年余り、これまで子供の昇級試験は一切行っていません。
道場運営にとって昇級試験は大きな収入源であり、大人の入門者の減少している多くの道場では「子供中心」の道場経営にその存命を賭けています。
 日本館は大人の門下生が圧倒的に多く、ユースクラスにそれほどの依存はしなくとも良い状況です。毎週土曜日に3レベルのクラス、月謝は25ドル、入会金その他の費用は必要としていません。日本館子供クラスはAHAN活動ユースプロジェクトの一つとして行っています。
 今回の発表会では52名のユースメンバーが昇級しました。会では大人クラスの若手指導員や年長ユースが演武を披露しました。現在のユースメンバーは80人以上、多くの親御さんから高い評価を得ています。   

ユース指導員トム記



内弟子報告 
 平成18年12月大雪の日



大雪の年末、元気な内弟子たちは早速外に飛び出しての「稽古」と言いたいところですが実は記念写真のワンショット。特にヘクター君(袴)はメキシコ育ち、寒さに震えながらも腰の決まった中々のポーズ。受けはジョン君寒さには強いカナダ育ち、それでも稽古着の中に入った雪には「冷たい」の悲鳴も。


木剣と杖の稽古

日本館内弟子犬のゲンベイも




大きく変わった日本館年末年始行事  
 平成18年12月30日〜新年1月4日



今年の年末年始は本間館長の方針により例年とは大きく変わりました。
「今後日本館の運営はなるべく派手な事は避け、質素素朴な道場運営に心がけ、余剰力を内容の濃い活動のために移行する」と宣言、日本館のこれまでの慣例や習慣、そしてオフィス運営そのものすら改革しました。
 これまで12月28日の稽古収めを30日まで延長し、恒例の新年1月3日の300人を越える盛大な新年会も中止、翌日4日の稽古始のあと参加者のみでささやかな祝賀を行ないました。
 この報告をお読みになると「運営悪化からの縮小」と考える方もおられると思いますが、実はまったく反対で、組織や活動の範囲が広くなった時こそ、無駄や、過剰な動きをたしなめる事の重大性を考えた本間館長の決断です。たとえば、これまで通りの新年会を中止する事で3000ドル余りの余剰金が生まれ、それはバングラデッシュ孤児院支援米プロジェクトの6ヵ月分の金額です。500人の子供がそんなに長く食べれます。「新年会で数時間食べて飲んでもそれほどのプロダクトは発生しない」華美で体面的行動をつつしみ、AHAN思想に合った道場運営を充実させるのが本間館長の新デレクションで、この方針は事務所運営、指導部運営などにも適用されます。


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