ニュース&イベントレポート◆◆  
 

 
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合気道日本館総本部海外講習会報告
■モロッコ合気道連盟講習会 本間館長指導
■本間館長、イラン訪問
■トルコ、合気道修練道場 本間館長訪問

亜範日本館総本部海外活動報告
■ミヤンマー ジャンゴン村亜範日本館教育センター工事開始
■ミヤンマー ヤダナポン寺院訪問
■タイ、ビレイハウス第三次プロジェクト 本間館長訪問
■タイ ホエパク集落亜範教育センター建設プロジェクト
■タイ ホエパク集落AHAN教育センター建設工事始まる
■本間館長 日本へ

亜範日本館総本部米国内活動報告
■東北大地震津波支援感謝 和太鼓公演「有り難うコンサート」
※米国ピーターソン空軍基地公演
※ニューメキシコ州サンタフェ市公演
※日本政府主催支援感謝レセプション出演  
※ニューマンセンター公演
■路上生活者食事支援報告 
■「100万円の自転車が走る」春の勤労奉仕
■小学生の総本部訪問課外授業

海外亜範日本館コーデネイターからの活動報告
■ネパールから
■トルコより 
■バングラデッシュより
■フィリピンより
■ミヤンマーより

日本館総本部ニュース
■春の総覧稽古
■まだまだ元気
■米国剣道伊藤カップデンバー大会 
■円心サバキ空手国際大会
■総本部袴会花見
■円心空手VS日本館合気道
■道場メンテ

編修部より






合気道日本館総本部海外講習会報告
モロッコ合気道連盟講習会 本間館長指導
  平成24年2月8日〜15日


本間館長がモロッコ合気道連盟の招きで講習会指導のため私、日本館総本部公認指導員のリックトンプソン、総本部門下生のマーダリン,ショールキー、日本館内弟子成就で現在トルコで指導中のシアン,カラオグの3名を同行し訪問しました。
 モロッコ合気道のパイオニアであるアラウィ,ムバラク先生の出迎えを受けて首都カサブランカのオリンピック記念スタジアム体育館に集まった一千名余りの合気道家と稽古を供にしました。本間館長のダイナミックな合気道は今回も大好評だったようです。


カサブランカから世界遺産マラケッシュに移動2ヶ所の関連道場で指導をしました。1ヶ所の道場では厳格なイスラム法によって女性の入場すら禁じられていてマーダリンさんはホテル待機。極めて開放的な部分と宗教上の制約を厳守する部分とが入り混じり、理解には多少の時間がかかりましたが、ポジテブに判断したらこれほど両極端な考えの人々が同じマットの上で一つの武道を稽古している事に合気道の不思議さが存在するように感じました。


アラウィ先生 本間館長


シアン 本間館長 マーダリン リック

皆様はとても親切でオールドメディナ(旧市街地)の滞在民宿もすばらしいものでした。お世話下さった皆様に感謝申し上げます。
 尚、モロッコ合気道のパイオニアであるアラウィ先生をリーダーとするこの団体は本来合気会の傘下であり様々な事情から現在離脱していますが、これまでの柔道連盟傘下としていた政府登録をモロッコ合気道連盟として政府登録しモロッコ唯一、4千名を超える登録門下生を持つ政府認可の合気道団体となり、この連盟は合気会合気道の稽古を希望しており、これを機会に本間館長はアドバイザーとしての役割を終え合気道小林道場の道場長、小林弘明先生を専任総師範として推薦、本年6月末にモロッコのカサブランカで講習会が行われます。


本間館長、この笑顔で世界を歩く。マラケッシュにて。

本間館長は傘下道場というのは一切持たず、また持つ気も無く、その団体や道場が最もふさわしいと思える方向に助言する程度であって、今回もそういった本間館長の考え方が実践されました。

モロッコに於ける本間館長の指導がこちらに有ります。

 

                        
日本館総本部公認指導員
サライダ山道場
道場長 リック トンプソン先生

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本間館長、イラン訪問    
  平成24年2月16日〜2月19日


友人訪問のためイランのテヘランを訪問した私は2月でありながら比較的暖かいテヘランの街を楽しみました。テヘラン北側には雪を被った山が衝立のようにそそり立ち、その近くまでは比較的簡単に登る事が出来て市民たちの格好の運動の場となっているようです。市内を見渡せるそこからの一望はすばらしいものでした。イランスタイルのファーストフード店ではかなりボリュームのあるケバップが手ごろな値段で食べる事ができ列を作る店も多く、なんと交通渋滞まで起こす盛業店すらありました。立ち寄った骨董市も古い品々が大量に並び動くのも大変なほどの人で賑わっていました。ホメイニ廟も私が6年前に見た頃よりはだいぶ壮大な建築物になってきましたが此の先あとどの位で完成をするのかは案内してくれた友人もわからないとの事。数日間でしたが実に楽しく美味しい訪問となりました。お世話になった方々に厚く感謝申し上げます。


アリ道場稽古風景


女性専用道場にて


イラン独立記念塔前にて

テヘラン市内が眺望できる丘にて


テヘランではここに並ばなくては。旨い。

滞在中、以前講習会を行なったアリ道場で2時間余りの稽古をさせていただきました。詳しい旅や稽古の報告をしたいのですが、私は現在米国で生活しており、米国に帰国入国するたびにかなり厳しい検査を受け、こういった報告でも状況を考慮した情報しか書く事が出来ないのが残念ですが今回、私も驚いた一枚の壁掛けの写真を紹介します。


この写真はある熱心なイスラム教徒の自宅で食事を戴いた時の写真です。右に掛かっているのが「最後の晩餐」左が「コーラン」の一文です。「それはそうだよ」「いや、有り得ない」「絶対許されない」「何か問題なの?」様々な反応があるでしょう。宗教知識の乏しい私にとっては驚きであったが、宗教一つとっても様々な歴史的事情がある事を考えされました。世界平和、相互理解などと声高に叫んでも宗教を根源とした争いが耐えないのは?ーー。根深い問題が存在しているのでしょう。                       
                       
総本部館長 本間 学 記

 

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トルコ、合気道修練道場 本間館長訪問
  平成24年2月19日〜22日


イラン訪問を終えた本間館長は私が指導するイズミル市の道場を訪問してくれました。今回の訪問は突然の訪問で稽古指導のほか稽古後の生徒たちとの交流も楽しまれました。


路地裏の居酒屋、観光客なし

 本間館長は「イズミルに住んでもいいかな」と話すほど幾度もイズミルを訪問しています。訪問すると必ず訪れるスポットである野外レストランでの朝食、夕方は600年の歴史があるハマム(トルコ風呂)など、今回も忙しいスケジュールの疲れを私の街で寛でくれました。夕食で行った居酒屋で愉快なエンターテーナーを発見しました。なんとトルコ民族楽器SAZサズで演奏した曲はーー唄っているのは自前の即製英語とトルコ語で特に意味はありません。本間館長お勧めの居酒屋「Kdlenin Yeri」で会えるかも。

 


トルコ イズミル亜範日本館
日本館総本部内弟子成就
シアン カラオグオー報告

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亜範日本館総本部海外活動報告
■ミヤンマー ジャンゴン村亜範日本館教育センター工事開始
 平成24年3月25日〜3月31日
 

昨年から建設準備は進められていたミヤンマーの最大都市ヤンゴンからエアワジ河を越え車で東に4時間余りの農村地帯、ジャンゴン村でAHANジャンゴン教育センターの建設が始まりました。この施設は現在AHAN日本館総本部が支援米、教育機材、医療品などの支援を続けているヤンゴンにあるヤダナポン寺院の末寺で、人口3000人余り、うち750余りが子供です。教育センターはこの地域の子供たちの教育の場や貧困子弟の救済の場としての役割を担います。


お寺の総代の方々と


人力だけでのキツイ作業

食事当番


作業が終わって水浴び,洗濯

夕食前の佛礼


若い人は食欲旺盛


学生と子供たちの輪が広がる

 昨年、本間館長は建設予定地の視察をし、今回はヤンゴンにあるAHANミヤンマー教育センターの9歳から17歳の生徒教師28名余り、日本館総本部からは本間館長と同行した昨年タイのビレイハウス建設で大活躍の裕士コサクスキー君、総本部内弟子成就で日本に帰国している八木大樹君が参加、現地寺院に宿泊しながら連日工事に参加してくれました。生徒たちは大学受験を終えた開放感から驚くほどのパワーを発揮、歌声の耐えない作業現場となりました。中日には本間館長のアイデアで全員で海へ、
 明るい歌声と、キツイ作業の中から学ぶ事も多かったと思います。この教育センターは本年6月に完成の予定です。建設費及び学生等の活動資金はAHAN日本館総本部基金が使われています。


朝のお祈りの右、ヒロ君 左 裕士君、顔にタナカを塗っており

ガールフレンドに恥ずかしいとの事で後姿としました。
(タナカ=顔などに塗る伝統的日焼け留めファンデーション)
                      
ミヤンマーAHAN日本館
コーデネイター
ニイラ サン報告

建設作業映像はこちらをご覧下さい。

 


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ミヤンマー ヤダナポン寺院訪問      
 平成24年4月1日
 

 ミヤンマー ジャンゴン村亜範日本館教育センター建設工事のためミヤンマーを訪問した本間館長一行は、ヤダナポン,ヤックニエン仏教孤児院(1992年10月マケンダ師によって開設)を訪問しました。この寺院には60名余りの地方の子供たちが生活しています。日本館亜範では平成21年3月から毎月250キロの支援米や教育機器、医薬品などを支援しています。今回の訪問はこの末寺があるジャンゴン村に教育センターの建設をする事になりその打ち合わせと支援米の寄贈のためでした。

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タイ、ビレイハウス第三次プロジェクト 本間館長訪問
 平成24年3月19日〜24日

AHANタイ教育センター「ビレイハウス」はバンコクから西に車で約4時間、ミヤンマーまでは山を越えて20分余りのタコラン村の山中にあります。
ここに建設されたのがビレイハウス。昨年の12月に完成式を行ないました。
現在ここには15名ほどの孤児や困窮生活でやも無く育児放棄された子供たち15名が生活しています。


年長者が交代で食事当番

 私は今回も本間館長のアシスタントとして現地に入りました。今回の目的はランドスケーピング、養魚池の完成、養鶏、自給野菜の生産などの現地指導とベッド、テーブル、椅子など備品の購入でした。


畑を切り開く子供たちとビレイ牧師


畑仕事に励む裕士君

養魚池を掘る

自然豊なこの地は管理畑作ではなく焼き畑程度で結構作物がなるため、手の込んだ管理には関心が薄く、経験豊富な指導者の必要性を感じました。また野生化した鶏が畑に入り苗を啄ばむため被害が大きく、畑全体にネットを回し侵入防止を図りました。養魚池には常時酸素が必要で常に新鮮な水の回転が必要ですが電気事情も悪くポンプの使用は限られ、乾季には水の量も少ないため、池全体にハスやウオーターヒヤシンスなどの水草を入れ、水の浄化をする事にしています。
 経費節約のこのプロジェクト、本間館長は「どっかの沼から移植しよう」となり早速近所の沼に。足の速い現地のスタッフが沼にたどり着いた頃、水に飛び込む大きな音。行って見るとビレイ牧師が裸になって水の中に、「ここは車椅子も要らない自由の世界」と我々の心配をよそに両足麻痺の身体で泳ぎながら水草をとる姿に「身体的限界」とは何なのか考えされました。


焼畑を野生の鶏侵入防止のネットで囲む


鶏小屋を建てる

完成した鶏小屋


届いた鶏

マンゴウを植える裕士君


何事においても思ったら直ぐ行動に移す本間館長、「鶏を買いに行こう」と近所のカレン族の農家に。ところが放し飼い同然の鶏はなかなか捕らえれない。結局4−5人で一羽も捕らえれず困っていると、農家のおばさんが「鶏は眠った夜に捉えるものさ」と一言。これは本間館長の勇み足、もっと早く教えてくれれば良いものを。朝には大きな籠に鶏が届けられていました。またマンゴウの苗木20本を購入植樹しました。マンゴウには完熟する甘い品種と甘酸っぱい品種があり、本間館長は甘酸っぱいマンゴウを有る製品に加工するため選びました。


 宿舎では子供たちが当番制で食事や清掃に当たり、学生は朝早く山を降りて学校に向かいます。帰宅後は作業の手伝いや畑の水遣り、そして自習。本間館長は「良かったね」と一言、子供たちの姿を眺めていました。


通気性を考え子供たちのベッドの床は竹製に



日本館総本部同行スタッフ
裕士 コサクスキー 

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タイ ホエパク集落亜範教育センター建設プロジェクト
 平成24年3月22日

 


建設現場での打ち合わせの本間館長 

タイで新しいAHAN教育センターの建設が始まります。昨年完成したビレイハウスから1時間余り北側、スアンフォン地区のホエパ集落の丘に計画しているもので本間館長、ビレイハウスを設計したルカイ君と供に現場の測量などをしました。
 この地域にはミヤンマー国内での紛争を逃れ国境を越えてタイに移り住んだカレン族の難民が集落を作って生活しています。
 これまで、イスラム教や仏教の施設に関連したAHAN教育センターを建設し、その用途は教育施設、孤児救済、集会所など多目的施設として建設してきました。今回、この地域のカレン族はキリスト教徒であるため心の拠りどころとして彼らの必要としている教会としての役割も持ちます。
 本間館長の支援理念は「現実に何が今必要か、何がこの人々の為になるか」を考え、支援対象が宗教関係である場合は、モスクや仏教寺院、教会などが地域にとってどういった役目を担い、何を必要としているのかを考え、其の上で我々は何を支援できるのかを判断した上で支援活動の決定をしています。特定の宗教にこだわっての行動はしておりません。最近の本間館長の道場の指導講話において「道場は人々が集う場所であり、支援を求めているところに教育センターを建設するのは私にとって道場を建てているのと同じ事です。相手を捻って投げ飛ばす道場などより、食事があって、寝る場所があって、教育、健康管理、何よりも同じような仲間の集う道場の方がはるかに素晴しい。ただマットの埃ばかり叩いていていながら「合気道は愛と和合」などと唱える指導者のなんと多い事か。現実に背を向けて金ぴかの仏像に向かって拝んでいるに等しい。現実と向き合い、その中に飛び込み、武道家として何が出来るのか、それを行なう事が修行である、道場に立ち汗もかかずに、理想を並べる事ではない」と述べています。


工事プロセスを説明する本間館長 

現場は現在埋め立てた土砂の部分が安定するのを待って6月から基礎工事がなされます。構想デザインは本間館長、設計はルカイ、3Dデザインは日本館総本部内弟子成就のイタリア在住のルカ、工事会計、記録はスナイが担当します。今年のクリスマス前の完成の予定です。
                     
日本館総本部同行者スタッフ
裕士 コサクスキー 

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タイ ホエパク集落AHAN教育センター建設工事始まる
 平成24年6月5日

 

ホエパク集落において新しいAHANプロジェクトがスタートしました。今年3月に本間館長が現地訪問して計画していた教育センターを併設した教会は多くの地域の方々の協力で工事が始まりました。その建設の速さは驚くばかりで僅か10日間で柱が立ってしまいました。地域の人々の喜びの表れと思います。
7月には本間館長が三度目の現場訪問をして工事に参加してくれる事になってい ます。完成は今年のクリスマスです。

工事進行のドキュメント映像はこちらをご欄下さい。

 



                     
総合設計担当  ルカイ 報告


グランドブレイク

鉄筋組も多くの人数で実に早い

基礎工事


驚くべき速さで工事は進む


全員総出で手渡し作業

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本間館長 日本へ        
 平成24年4月2日〜4月4日
 


アジア巡回後の本間館長は東北大地震津波支援感謝和太鼓「有り難うコンサート」米国ツアーを成功させた松川響岳太鼓を長野県の松川村に訪ね、公演における演奏者のご苦労に感謝を伝えました。太鼓道場ではこの夜も次の遠征予定地イタリアのミラノ市公演に向かって熱の入った練習が行なわれました。
 東京に戻った館長は合気道小林道場、小林保雄総師範、小林弘明新道場長と会食、中東、南アフリカ、東南アジアに於ける合気道界の状況を語り合いました。
                     
日本館内弟子成就 日本東京在
遠藤孝彦 報告


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亜範日本館総本部米国内活動報告

東北大地震津波支援感謝 和太鼓公演「有り難うコンサート」
  平成24年3月10日〜3月16日





 

 

長野県松川村に道場のある信濃之国松川響岳太鼓一行15名による「震災支援有り難うコンサート米国公演」が震災一周年に合わせてAHAN日本館総本部の主催で行なわれました。この企画は本間日本館館長の強い希望で昨年夏から準備が進められていたものです。
 世界各国からの支援を受けた日本人として被災者に代わり感謝を示す事を目的とし、国際交流基金の一部助成金を基に自主運営で開催したものです。収益金は全て米国の福祉、医療団体に寄付されました。
 松川響岳太鼓はこれまで日本館総本部のAHAN啓蒙活動の一環として数度の米国公演をはじめブラジル、コロンビア、トルコ、アラブ首長国連邦などの各都市で公演を成功させています。
松川響岳太鼓のこれまでの海外公演記録をご覧下さい。

http://www.aikidoforbeginners.org/videos-ahan.html

米国公演コーデネイター
エミリー,ブッシュ報告




◆公演ドキュメント


米国ピーターソン空軍基地公演      
  平成24年3月11日





ピーターソン空軍基地はデンバー市から南に1時間余りのコロラドスプリングにある空軍基地で地震発生時には最初に日本の非常事態を察知した空軍の精鋭情報部隊のある米国でも重要な基地の一つです。私たちは特別な米軍のご好意によって幸運にもこの基地のオードトリアムでの感謝コンサートを開催する事が出来ました。会場は震災時に日本に展開した軍人や其の家族など800名あまりで満席となり立ち見が出るほどの盛況となりました。


公演は日米国歌演奏に始まり前半、後半各5曲を熱演、震災発生時の14時46分には全員が黙祷を捧げてくれました。この公演にはコマンデング,オフサーのクロフォード大佐も列席、日本館総本部からは震災時に情報収集のための任務に当たった四部隊の代表キャップテンにお礼の盾がピーターソン空軍基地資料室には本間館長のコレクションであった第二次大戦時日本軍装備品の有坂ライフルが寄贈されました。


有坂ライフル寄贈


打ち手の熱演はスタンドベーションとなり、アンコールは米国陸海空軍、そして海兵隊の行進曲に合わせての演奏となり会場はナショナリズムに沸きました。
 尚この企画にあたり日本館総本部内弟子成就のスコットルニー米国陸軍大尉の多大な貢献があった事を記し深く感謝申し上げます。

*日本に派遣されたオペレーション「トモダチ」ユニット
 (正確を記すため英語表記とします)


1st & 7th Space Operations Squadrons“Team 8 Ball”


2nd Space Operations Squadron


1st Space Brigade


U.S. Army Space and Missile Defense Command Army
 Forces Strategic Command






ニューメキシコ州サンタフェ市公演    
  平成24年3月12日




ピーターソン基地での公演を終え、更に南に下る事5時間、一行はサンタフェとの中間点アラモッサで一泊、翌12日、ニューメキシコ州サンタフェに入りました。
 会場はナショナル ダンス インスチュード。500人を超える観客が集まりました。観光の街であるサンタフェは芸術家の街でもあり多くのアーテストの姿が見られました。
 現地の3月は観光のオフシーズン、レストランが早く閉店し公演終了時には食事の場所がなくホテルの一室でコンビニで買い込んだ食事で済ますという予定外行動にあっても公演の成功は全てを吹き飛ばしてくれました。
 現地在住の邦人からは「地震の時は近所の方や職場の方が私が被災した様に心配してくれた。感謝の気持ちを日本から運んできてくれて本当に感謝しています」という嬉しい言葉。米国人からは「絶妙のチームワーク、これがあの震災直後の助け合いの姿だね」と感動の言葉を戴きました。純益はすべて小児癌協会に寄付されました。
 




日本政府主催支援感謝レセプション出演 
  平成24年3月13日




篠笛、渡辺副会長 太鼓、茅野団長

 ニューメキシコ州サンタフェを早朝に出発した一行は4人の交代ドライバーを確保し6時間のドライブで一路デンバーに。時間節約でこの日もコンビニ購入のサンドイッチを食べながらの移動、しかし雄大な景色が最高のご馳走として耐えてくれました。
 本来、国主催レセプションでの公演は企画になかったのですが、在デンバー日本国総領事館からの依頼に応じて演奏させて戴きました。このレセプション公演には震災被災地である福島県の日本太鼓連盟福島支部副会長の渡辺徳太郎氏に渡米していただき、震災時支援の感謝の言葉と篠笛の演奏を披露して戴きました。
 会場にはデンバー市長など200人余りの支援関連団体の代表が招待され、デンバー日本レストラン5店のケイタリングが並び盛況であったが、国の方針とはいえ支援感謝にこれほどの必要があるのかいささか疑問も感じた。
 自分の貯金箱を壊して中のペニーコインを寄付した子供は見返りの一握りの寿司を求めていたのではなく、大いなる慈愛、純真な心からの真心で行った寄付である事を素直に受け取り、お返しは別の形でも表現できたのではないかと思う。




■ニューマンセンター公演        
 平成24年3月14日



今回の公演ツアーの主目的であったニューマンセンター公演はチケット販売一週間で950席が完売、米国退役軍人会(USO)から100名、一般支援者50名などの招待者席を確保するためオーケストラ席をさらに150席を用意するという思わぬ盛況となりました。また、米国上院議員マーク,ユダール氏、米国下院議員ダイアナ,デゲッテ議員、コロラド州知事ジョン,ヒッケンクーパー氏デンバー市長マイケル,ハンコック氏、Minoru Yasui Community Volunteer Awardのダリーンシルバー氏などからメッセージが届けられました。



米国上院議員マーク,ユダール氏よりのメッセージ



米国下院議員ダイアナ,デゲッテ氏よりのメッセージ



コロラド州知事ジョン,ヒッケンクーパー氏よりのメッセージ



デンバー市長マイケル,ハンコック氏よりのメッセージ



Minoru Yasui Community Volunteer Award
ダリーンシルバー氏よりのメッセージ

 米軍側公式ゲストとしてLieutenant Colonel Tim Conklin,Commander of the 120th Fighter Squadron, Colorado National Guard at Buckley Air Force Base. (編集部注、正確を記すため英語表記としました)や退役軍人、震災時に日本に出動した兵士などを前にオペレーショントモダチ作戦出動時のドキュメント映像がアマゾングレイスの曲をバックに大スクリーンで放映、続いて米国陸海空軍、海兵隊のカラーガードによる儀丈式。日米国歌の演奏という米国に最大限の敬意を表しての開演となりました。5曲演奏後、後半に入る前にはこの公演のメインスピーカーを引き受けてくれたデンバーカウンテー裁判所民事裁判長であり、この公演の多大な支援者であったケリー羽田氏が挨拶、続いてバックレイ空軍基地のティム,コンクリン中佐のお言葉を戴きました。続いて前日の国事レセプションの為に急遽デンバーを訪れていた福島県の日本太鼓連盟福島県支部副会長渡辺徳太郎氏と信濃之国松川響岳太鼓の団長茅野英太郎氏の紹介、演奏披露があり会場から大きな拍手がありました。後半4曲、アンコール演奏の後打ち手紹介、支援スポンサーの紹介で幕を閉じました。
 終演後はこれまでの世界公演と同様にドアー前に整列し見送りの挨拶。迫力ある演奏に感動した観客は打ち手達と握手を交わし感動の言葉を述べていました。

 今回の公演の成功の裏には多くの米国人日本館門下生の協力は勿論でしたが、ハイテクメディアの力に頼る部分が多く、公演広告用に制作した大きなポスターは10枚、あとはメールやフェースブックだけと言うこれまでの世界公演とは異なった手段でのプロモーションでしたが結果的に大成功となりました。
 公演を終えた一行は日本館総本部での慰労会に。この席で挨拶した福島の渡辺副会長は公演の成功に感謝を述べている途中から感極まって涙声に。65歳の副会長も家業である稲作などの農業に大きな被害を受け、親戚知人を失い、心に大きなダメージを持っていながらの渡米は彼にとっては大変深い意味のあるものだったのでしょう。国事レセプションの為にわざわざデンバーに来てくれた渡辺さん、本当にお疲れ様でした。
公演7日前にお願いし僅か3泊4日の強行日程でアメリカの多くの皆様に被災者の方々の心を伝えてくれた渡辺氏のスピーチを添えて感謝の気持ちといたします。
 
渡辺徳太郎氏スピーチはこちらをご覧下さい。
 

 これまでの世界公演でも団長を務めている茅野栄太郎氏、運動中の事故で再起不能かとまで心配されましたが、懸命のリハビリを続け、私がお見舞いしたときには病院のベッドに横たわり「絶対に今回のデンバー公演に行き感謝のコンサートをする」と決心を語ってくれてから僅か3ヶ月、多少不自由は残っていても元気に打ち手達を連れてデンバーにやって来てくれました。そして分刻みの強行スケジュールの中で驚くほどのリーダーシップを発揮されました。本当にご苦労様でした。
 公演成功の陰には米国側コーデネイターのエミリーブッシュ日本館副会長をリーダーとする日本館ボランテアスタッフの大きな貢献がありました。
 また私の友人たちである、米国でも屈指の有名店「すし伝」「居酒屋でん」オーナー木崎氏、「寿司三昧」、「有無レストラン」オーナー神田氏、円心空手円心会館の二宮館長、伊藤剣道道場石川氏などには広告などにおいて多大な支援を受け、特に木崎氏においてはメール発送二万件という支援のほか、最終日には高級レストランとして全米に名の知れているご自分のお店に招待いただき、一行30名が食べきれないほどの寿司をご馳走になりました。お志に深く感謝申し上げます。
皆様誠に有り難うございました。

 


公演フォトショーはこちらをご覧下さい。


      

信濃之国松川響岳太鼓世界コンサートシリーズ2012
「震災支援ありがとうコンサートUSA」
信濃之国松川響岳太鼓 公演スタッフ一覧
茅野 英太郎 団長 打ち手
山本 優子 衣装 打ち手
山本 藍 演出 打ち手
千野 恵子 会計 打ち手
千野 春奈  記録 打ち手
清水 謙次郎 記録 打ち手
西澤 剛志 庶務 打ち手
小沼 真由美 荷物管理 打ち手
両川 厚輝 荷物管理 打ち手
駒沢 啓太 打ち手
福井 紫音  打ち手
横山 菜々子 打ち手
横山 洋子 未成年者引率
特別出演
  渡辺徳太郎  日本太鼓連盟福島支部副会長
米国側スタッフ
主催 米国日本館総本部
企画演出 本間 学
チーフコーデネイター エミリー ブッシュ
アシスタントコーデネイター スコット ルニー
総合司会 ケリー 羽田
司会 キャロライン ケリー
映像 ルカ ボセディー
パブリックレーション セーラ イイワルト
音響 舞台 ヨシ 中村
音響 舞台  二宮 光一
警備 裕士 コサクスキー
車両 リック トンプソン
日本館総本部 AHANアクティビティーチーム
(敬称略)





■路上生活者食事支援報告        
 平成24年1月〜6月度




朝10時下拵えが始まる

 22年間続けている食事サービスは今年も変わることなく行なわれています。私共が食事を提供しているデンバーレスキュ―ミッションは120年の歴史ある施設で、様々な事情の人々に自立のチャンスを与えています。日本館のサービスは毎月第三日曜日に行なわれており、来年の春には7万食が記録されます。
 活動リーダーの本間館長が「ジョギングしていたり町を歩いているとホームレスたちに声をかけられるよ。俺も結構ファンがいるね」と話すほどなのですが「中国料理を作り日本語を話す韓国人」という彼らの混同したイメージは22年経ても「伝統的」に受け継がれているようです。
 ミッションでの生活者は常に入れ替わるため、キッチンを利用する我々も其の都度ミッションのルールに合わせた行動をとらなくてはならず戸惑うこともあります。面白いもので22年もミションのキッチンに月一回通っていますと、キチンの整理整頓具合で其の月のスタッフの良し悪しが直ぐわかる様になります。
 ミッションには結構高級な食材も大量に寄付されており、自由にキッチンに入り込んで持ち去る者もいて「やるなら日本館のサービスの日以外に」とつぶやく事もあります。キチンやダイニングのルールが毎月のように代わり、過去の我々22年間の経験すら揺るぐ事が有ります。こういった条件下で素早く現場判断で適応し300人余りの食事を提供するのは大変なのですが長年の経験がそれを支えています。さまざまな苦い経験もありますが食事を平らげ感謝と握手を求める人々がいる限りこの活動は続けたいと思っています。

*亜範日本館レスキューミッション食事支援記録

  1月15日――270食
  2月19日――312食
  3月18日――305食
  4月15日――296食
  5月20日――324食
  6月17日――326食
   1991年からの総計66,971食






■「100万円の自転車が走る」春の勤労奉仕
  平成24年6月2日





晴天の朝、私達は春の勤労奉仕に参加しました。今年21年目となる今回の作業場所は、日本館総本部から車で20分ほど西の山中にあるデンバー市レッドロック公園。この近辺特有の茶色い岩肌(なぜかレッドと呼ぶ)が並ぶ自然公園です。公園内にあるレッドロック野外コンサート場はビートルズ、ローリングストーン、マイクロジャクソン、ジャズ奏者の渡辺貞夫など有名ミュージシャンが出演したコンサート場として世界的に有名です。

100メートル余りの坂道を砂利運び


枕木を運び上げる

掘り起こし

今回はこの公園内に巡らされた遊歩道兼自転車ロードの整備として、雨で流された道を修復する作業でした。現場までは環境保全のため作業機械が入れず、近くの車道まで運ばれた資材を人力で運ぶ「結構キツイ作業」でしたが、普段の稽古で鍛えた体力をふんだんに使って驚くほどの速さで工事は進み、予定の半分3時間で作業を終了してしまいました。「この作業、業者に委託したら1ヶ月は掛かる」とはパークレインジャー氏の話。

だいぶ整う


在デンバー総領事館の三井領事も参加

「若い者には負けられない」と本間館長

ちなみにこの道を走る自転車は100万円級のマウンテンバイクも珍しくないとか。黙々と重い一輪車を押す日本館スタッフに本間館長が叫びました「この一輪車は100万円の自転車より高価だぞ」と。参加の皆様ご苦労様でした。


皆様ご苦労様でした

日本館総本部シニアメンバー
ティム.サンドバード報告





小学生の総本部訪問課外授業      
  平成24年1月〜6月





早朝の仕込から調製まで裏方の本間館長

毎年、春から夏休み前にかけては小中学生の科目の中にアジアに関する授業があるため日本館総本部にもこの間だけで2千人余りの子供たちが訪れます。合気道の演武は勿論ですが、折り紙、書道、ケン玉を楽しみ、本間館長が日本の東北部から収集して展示してある民具などの説明を受け、日本庭園を見学、最後は古民家風のレストランでランチを食べるというコースです。費用は一人10ドル、ランチ弁当のコスト3ドルを引いた7ドルが東南アジア各国の亜範支援米プロジェクトの運営費とされています。この訪問を迎えるスタッフは全員ボランティアの日本館メンバーで亜範インターナショナルコーデネイターのエミリー ブッシュ先生が率先して活動してくれています。
 子供たちが一番楽しみにしているのはお昼の弁当。本間館長はときには200食余りになる弁当作りを朝早くから担当しています。
 これまで日本館を訪問した子供たちは2万5千人以上を数え、課外授業で訪問した小学生が今では私の様に大学生となりボランテアスタッフとして子供たちのガイドを担当しています。     

   
日本館総本部 裕士 コサクスキー




海外亜範日本館コーデネイターからの活動報告
ネパールから              
 平成24年1月〜6月




 ネパール陸軍レインジャー部隊員1千名の訓練として稽古されている日本館合気道は全陸軍部隊へと拡がり指導者訓練は一日6時間に及ぶ稽古を毎日繰り返しております。
 ネパールの合気道は一般の市民学生を対象として平成17年1月に現在のヘッドインストラクターであるラジシ,ビスタ先生が本間館長に働きかけ、本間館長以下日本館スタッフ10名がカトマンズを訪問して指導した事から始まります。それ以前はネパールに合気道は在りませんでした。その後ネパールにおける合気道は大きな反響を呼び稽古する人数も多くなるに従い、合気道を利用し組織化による利権獲得を求める者が出現し、本間館長の「武道は健全であるべき」との判断から一般市民への指導は中止し、以後ネパール陸軍基地内でのみ稽古され、優秀健全な指導者育成に取り組んでいます。
 限られた人物が幾つものスポーツ組織の役員などに君臨し様々な利権をむさぼる「武道利権屋」の横行によってネパールの武道界は健全な発展が妨げられている事は実に残念なことであり、ネパール陸軍内の武道指導はそういった風潮を変える一歩となる事を期待しています。
3月には医師やパイロット、大学教授や其の家族100名余りを招待、合気道の健全普及の理解を深めるための演武会が開かれました。



ブッシュ先生部隊訪問時写真


ネパール陸軍施設工科部隊員400名に合気道演武と指導


陸軍パラコマンドへの訓練 

ネパール陸軍レインジャー部隊
格闘技指導官
ダン,グルン軍曹

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トルコより             
  平成24年5月8日




トルコ東部イランとの国境の町VANバンで発生した地震によって600人を越える犠牲者、そして2千人余りの負傷者や家屋の損壊がありました。亜範イズミルターキーは私の道場「武産合気道場」でも子供たちが支援物資を持ち寄り寄付しました。             

トルコ イズミル在
日本館総本部内弟子成就
シアン カラグロオー報告

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バングラデッシュより           
  平成24年3月3日





お元気な頃のラマーン師と語る本間館長

バングラデッシュ亜範日本館コーデネイターのマジ,サカー君からの報告によると、日本館総本部が支援を続けているマデラッサイスラム寺院女児孤児学校の創設者でこれまでイスラム女児の保護と教育に貢献されたマホナラ.モハマッド.アブドア.ラーマン師が3月1日殉教されました。師は悲惨な環境にあった多くの女児のために其の一生を捧げられました。長い間の貢献に心から敬意を表しそのご冥福をお祈りするものです。
 平成19年、私は首都ダッカにある孤児学校を始めて訪ねました。そこは1988年創設され2002年に火災で焼失、大きな犠牲者を出した場所にあり、粗末な竹の柱にブルーシートを張っただけの仮校舎でした。驚いた事にそこには350人もの女児たちが生活していました。そこで始めて出合った師は私に席を進め、食事を振舞ってくれました。それはとても質素な食事でしたが私にとってはとても価値のあるものでした。始めて会った見知らぬ旅人に躊躇いもなく心を開いてくれたラマーン師。私はこの瞬間に「学校建設のお手伝いをしよう」と決心し完成まで5年間の支援を続け今日に至っています。
 ラマーン師と最後の出会いとなったのは昨年の6月、病床に臥していながらも私を出迎えるため外に出てこられ子供たちと記念写真を撮ったのが最後の出会いで、師の医療援助費用を手渡したとき「これは男児施設建設に使わせてもらう」と涙していた事を記憶しています。
 マデラッサ女児孤児学校にはすでに6年間にわたり毎月500キロの亜範日本館支援米を支援しています。現在、男児孤児学校の建設が進められています。
                     
日本館総本部館長 本間学 記

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フィリピンより            
 平成24年1月〜6月





ミンドナオ州立大学警備担当者のためのクラス

フィリピン、亜範ミンドナオ教育センターより報告が入っています。
ミンドナオ島イリガン市は度々世界の注目を集める紛争地の一角にあり、民族、宗教が入り混じった対立が現在も続いています。亜範教育センターは合気道を通した民族宗教和解の道を求め、青少年のみならず要職にある様々な分野の方々に民族、宗教を越えた交流の場として、また将来の社会的リーダーの教育の場として大きな役割を果たしています。本間日本館館長の支援に感謝申し上げます。


ミンドナオ州立大学体育学部生徒への基本指導

教育センター子供クラス

ミンドナオ亜範日本館教育センター
コーデネイター アバ,ヤンチャ 報告

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ミヤンマーより             
 平成24年6月16日





ジャンゴン教育センター建設奉仕に参加した学生たち

亜範ミヤンマー教育センターでは常時50人前後の大学を目指す若者たちが勉学に励んでいます。特に地方の経済的に困窮している優秀な学生がヤンゴンなどのレベルの高い大学を目指す場合、滞在費等が負担となり実現しない事も。本間日本館館長の基金支援のもと、ミヤンマー亜範日本館のプロジェクトの一つとして開設された亜範教育センターではこういった若者を積極的に受け入れ、将来のリーダー教育としての場を提供しています。
 また200以上あるといわれる民族の中から学生たちがセンターに住み込んで共同生活をする事は相互理解のまたとない機会であると考えています。
 この春の大学受験の結果が発表されましたので報告いたします。今回は医学部、工学部、教育学部に25名受験して19名が合格、6人が及びませんでした。ただし再試験が認められているため望みをかけて頑張っています。
                  
ミヤンマー亜範日本館教育センター 
コーデネイター ニイラ.サン 報告

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日本館総本部ニュース
春の総覧稽古  
  平成24年5月21日〜6月4日





 春の総覧稽古が2週間行われました。総覧とは一種の「稽古診断」で道場での稽古作法は正しいか、日本館の合気道を正しく稽古しているか、自己が所持している級や段位にふさわしい技の動きをしているか、安全な稽古を心がけているか、日本館の指導哲学を学んでいるか(AHAN活動の理解度や参加)などをチェックするための14日間です。指導は本間館長が直接行い、昇級昇段に相応しいと判断した者20名が最終日に発表されました。
 日程には路上生活者食事支援、春の勤労奉仕作業も組み込まれ、日本館の指導哲学である「Engaged Budoism」が実践されました。
                              
総本部事務局





まだまだ元気              
 平成24年6月6日





後列右から岸山さん、ブッシュ先生、本間館長、ハインズさん、ゲラスさん、
前列右から岸山夫人、ブラウン夫人、モーリスさん

日本館総本部の発足以来の古参稽古者は87歳モーリス ブラウン氏を最高齢に70歳代のハインズ シュリッツ氏、ジェリー 岸山氏、の三氏がおられます。いずれも30年近い稽古歴で日本館の発展に貢献多大な方々です。 
 最近目の手術をして稽古を離れているモーリス氏以外は週2回は稽古に通い、若い門下生と稽古をしております。写真は感謝慰労を兼ねた夕食会の模様です。
                              
総本部事務局





米国剣道伊藤カップデンバー大会      
  平成24年5月5日





靴の脱ぎ場もないほど賑わった慰労会

剣との関係を否定する現在の合気会合気道において、歴史的には合気道と剣道との関係は非常に深く、合気道開祖植芝盛平は剣道、中山博道の高弟である中倉清を植芝家の養子とするため娘松子と結婚させています。(5年後に離婚)この時期は合気道と共に剣道も熱心に稽古されたと記録に残っています。また本間館長の保存写真には竹製の剣道防具を着け本部道場で稽古する開祖子息吉祥丸の姿も映っています。
 更に、この大会のデンバー主催者の日本人スタッフのお一人の奥様は京都綾部に生活していた開祖を始めて東京に呼び、各界の著名人に紹介したことで知られる山本権兵衛伯爵を曾祖父に持つ方です。様々な開祖の実録が合気会合気道の歴史書から消えていくなか、米国のこの地に身近な歴史があったとは驚きです。
 二年に一度デンバーが開催地となるこの大会は前回に増して盛大であり、日本館総本部は道場を全米や日本からの方々150人余りのレセプションパーティー会場に開放し、日本館付属のDOMOレストランが慰労会の食事を担当しました。
                         
日本館総本部  事務局




円心サバキ空手国際大会    
 平成24年4月12日〜14日




 世界的に活躍されている国際円心空手(www.enshin.com)の二宮城光館長が毎年開催するサバキチャレンジは38回を数えました。本間館長はかって二宮円心道場で内弟子であった若い日本人内弟子たちの「呑み相手」として、アルコール類は一切ダメな二宮館長に代わって稽古をつけた酒道指南役であったとか。其の当時の内弟子たちが帰国後、それぞれの弟子を育て選手を連れて大会に望むようになり、稽古道場と宿舎のある日本館道場を開放するようになりました。日本館滞在組みからは優勝、準優勝者など多数出ており「俺の作った飯を食べれば勝つ」とは本間館長の独り言。先の剣道大会にせよ、この大会にせよ、本間館長は稽古している武技の違いには一切こだわる事なく、日本人武道家たちを応援し日本武道の発展に努めています。
                         
日本館総本部  事務局




総本部袴会花見              
  平成24年4月7日




恒例の袴メンバーによる「花見の宴」が日本館日本庭園で開かれました。日本館庭園の春はレンギョウ、木蓮、に始まり枝垂れ桜、大きなサクランボをつける桜、クラブアップル、梨、雪柳など様々な樹木の花が咲き、これに合わせて花見が開かれます。造園を始めた頃、予算も少なく30センチ背丈の一番安い苗木を植えたものが17年になり庭を覆い尽くすほどに大きくなりました。それは日本館の発展を見るような気がします。大きくなれば手入れも大変で本間館長と数人のスタッフが週一回の手入れを欠かす事は出来ません。

パーティーには20年以上のベテラン門下生などいつもの顔ぶれが揃いこれまでの日本館の歩みなどを語り合いました。
                        
日本館総本部 事務局




円心空手VS日本館合気道         
  平成24年6月10日




結果は日本館合気道の負け。17年間、年に一度行なわれている円心空手(二宮城光館長www.enshin.com)とのボーリングトーナメントがありました。これまで11対6で圧倒的に日本館が勝ち続けておりましたが今回は円心の若いパワーに屈してしまいました。


来年もまた会いましょう

二宮館長と本間館長はお互いにデンバー定住したとき以来の友人関係にありますが最近は両館長とも海外遠征などで多忙を極め今では会うことも難しい状態です。この日はゲームそこのけで楽しそうに話し込むお二人の姿がありました。
 「たまには負けてやらなくては」と本間館長の負け惜しみも。               
                   
総本部マーダリン,シャーキー報告




道場メンテ         
 平成24年4月21日〜22日




様々なコミニィテーの勤労奉仕などに出向いている日本館門下生有志ですが、実は日本館のための作業奉仕というのは大変珍しい事です。現在の場所に移り、すでに18年の道場、長くなると必要としない物がクローゼットなどに積まれ大掃除という事に。また屋根の看板の修理やペンキ塗りなど皆さんに頑張って戴き有り難うございました。
                     
日本館総本部 デビット.ゲラス




編修部より




今年のデンバーの夏は大変に暑く6月末の今日この頃で、毎日40度を越える日が続いています。ただしデンバーは湿度が低いので汗も少なく、日陰に入れば暑さの不快感は感じません。ただ乾燥と雷が山火事を引き起こし現在9箇所が燃えているとか。内弟子が厚手の稽古着を洗って干したら1時間半で乾いたと驚いていました。本間館長、夏は東南アジア、南アメリカへ「暑いだけじゃないモンね、シャワーの様に汗が流れ出るし蚊も怖いし」それに比べればデンバーは天国だとか。




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