亜範日本館総本部海外活動報告
■本間館長、タイ、タコラン村を初訪問;夢が生まれた時
平成23年7月1日
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本間館長とビレイ牧師 |
私、スナイとルカイは本間館長を迎えるためバンコクの飛行場にいました。本間館長のタイ訪問のきっかけはミャンマーからの難民でタイ西部の山中に住むカレン族の孤児たちの情報を元としていました。この情報はミャンマーからアメリカのデンバーに難民として移住したカレン族からのもので、とくにそのリーダーとなっているビレイ牧師に多いに興味をもたれたようです。
私たち一行は本間館長をトラックに乗せ、舗装もされていない悪路を四時間、タイ西部国境近くのタコラン村へと向かいました。そこではカレン族の若い牧師、ビレイ牧師が待っていました。
ビレイ牧師は現在37歳、幼児の頃にポリオとなり両膝下は麻痺して動かすことが出来ず、不自由な生活を余儀なくされていました。とくにこの地域では雨が降ったとき道が川となり車椅子を使うことさえ難しい環境下で生活していたのです。
本間館長がタコラン村に到着したとき、ビレイ牧師はその不自由な身体でありながら自ら建設した小さな孤児院とチャペルを案内してくれました。それは竹を主材料として建てる高床式の粗末な建物で、そこには7人の子供たちが暮らしています。
現在の孤児院と子供達
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ビレイ牧師が外部の協力を得ることなしに活動していることには多くの理由があったのですが、ビレイ牧師は本間館長に「この地域にはまだまだ多くの助けを必要としている子供達がいる。そして私の使命はこの子供達を助けること」だと伝えました。
ビレイ牧師の率直なヴィジョンは本間館長をほんの一瞬にしてタイ、ミャンマー国境付近に住む子供の避難民を助けるビレイ牧師の手助けをしたいと思わせたのでした。自らが身体に障害を持ち多くの手助けが必要でありながらそれ以上のヴィジョンを持つビレイ牧師に本間館長の心が動いたのです。
ビレイ牧師にとって夢が生まれた瞬間だった。こうして“ビレイハウス孤児院”は生まれる事となりました。
タコラン在
スナイ 報告
ビレイハウスデレクター
■本間館長バングラディッシュ マドラッサ女児孤児院訪問
平成23年7月4日〜6日
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本間館長と少女達AHAN マドラサ孤児院にて |
本間館長はバングラディッシュの首都ダカにあるマドラッサイスラム女子孤児院を訪問しました。この施設は5年の歳月をかけて2010年に亜範の支援で完成しました。本間館長は「ダカ市内は人々の活気で溢れ渋滞がその賑やかさに拍車をかけているね」と冗談を云いながら私の案内で、トラックキャラバン隊(最も自転車で引っ張るリヤカーのようなものですが)を引き連れ5階建てのマドラッサ孤児院に到着。亜範は2007年以降毎月500キロの支援米を届けておりこの日の訪問でも支援米や医薬品などが届けられました。現在、完成された施設では500人余りの少女たちが生活し勉学に励んでいます。
また、本間館長はマドラサ孤児院の責任者、関係者達と会合を開き200人収容レベルの男児孤児院について打ち合わせをしました。この計画は2012年中に始動予定です。
亜範バングラディッシュコーディネーター
マジ サーカー 報告
■本間館長 亜範ミンダナオ教育センター(フィリピン、ミンダナオ島)を訪問
平成23年7月6日〜9日
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本間館長、アバ先生と AHAN ミンダナオの生徒たち |
バングラデッシュを後にした本間館長はフィリピン、ミンダナオ島イリガン市にある亜範ミンダナオ教育センターを訪れました。亜範ミンダナオ教育センターは2010年3月に本間館長の基金で建設、亜範ミンダナオコーディネーターのアバヤンチャ先生が中心となって運営しています。今回の訪問で本間館長は施設内で意欲ある生徒たちに合気道の指導をしたり、生徒達と一緒にバジャウ族に対しての食事配給を実施しました。そして、最後に今後の亜範ミンダナオ教育センターの方向性、建設作業の完了、教育プログラムの発展などについて打ち合わせの場が持たれました。
編修部
AHAHミンダナオ教育センターのスタッフ |
バジャウ族に対しての食事支援活動 |
■タイ タコラン村の孤児院ビレイハウスの建設始まる
平成23年9月15日〜30日 |
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本間館長とボランティアによる建設チームはデンバーを発ち亜範タイビレイハウス孤児院建設の為、タイのタコラン村に向かい、30人余りの子供が生活できるの宿舎の建設が始まりました。このプロジェクトの目的はビレイ牧師の使命である、ミャンマーからの難民をサポートする事を目標としており、ミャンマーの民族間紛争や地域の政治的背景には一切関与したものではありません。亜範は政治や宗教などには常に中立な立場を貫いています。
一行は現地のスタッフと協力し昼夜を問わず作業にあたりビレイハウスの建設に励みました。その結果、一行がタコラン村を離れるころには概ね施設は出来上がり、残りの仕上げ作業は現地スタッフによって12月のクリスマス前までには完成の予定です。
今回、現地作業に参加したメンバーは本間館長をはじめ日本館総本部のメンバーであるスコット オルソン氏、ロバート メーサ君、裕士 コサコフスキー君、そして合気道小林道場小林師範の生徒である遠藤俊が仙台から参加しました。
ここで全ての建設基金協力者に感謝を述べさせていただきます。ありがとうございます。また、本間館長は今回もプロジェクトに必要だった基金の大半を自己負担し、すばらしいリーダーシップとヴィジョンを見せてくれました。「合気道には試合がないので口先だけとなってしまう。武道を社会で実践して見せて初めて指導者だよ」本間館長の教えです。
遠藤君のボランティア体験記があります。 こちらをご覧下さい。
次の映像は平成23年9月のビレイ牧師とビレイハウスの建設記録“天に向かって聳え立つビレイハウス”です。
http://www.aikidoforbeginners.org/videos-ahan.html
平成23年10月15日
遠藤 駿 記
■日本館副会長フィリピン亜範ミンダナオ教育センター訪問
平成23年11月5〜9日
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日本館副会長兼亜範インターナショナルプログラムディレクター、エミリーブッシュ先生がフィリピンミンダナオ島イリガン市にある亜範ミンダナオ教育センターを訪問しました。今回の訪問は支援建設されたセンターが有効かつ正しく利用されているかの指導確認が主目的でした。
短期滞在ではありましたが多くの熱心な生徒とその友達たちと交流を持つ事ができました。
バジャオ族への食事支援
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アバヤンチャ先生はデンバーにある日本館総本部のインストラクタートレーニングに三期参加し、デンバーレスキューミッションで行われるホームレスのための月次食事支援プログラムにも参加した経験があります。
デンバーでのホームレス食事支援の経験を活かしアバ先生と彼女の生徒たちは夜明け前からバジャウ族の為に調理を始めました。バジャウ族はイリガン市の貧困地域で食べ物の入手も厳しい環境のなか生活している海漂難民です。支援する食事が出来上がり、ジミーと呼ばれるジープに乗せられバジャウ族が住む場所まで運ばれました。食事を求めるバジャウ族を穏やかに誘導しながら100食余りの食事が支給されました。
AHAN ミンダナオ
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食事の支度
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食事支援時のバジャウ族の笑顔を見て喜びを感じ、その一方彼らはまた1ヶ月間はこのような恵まれた食事にありつけないかと思うと悲しさも感じました。
亜範はこれからの食事支援を円滑的に進めていくために、バスケット、ローラーつきボックス、皮むき機などの調理器具を亜範ミンダナオの為に購入しました。
バジャウ食事支援サービスに続き一行はサンティアゴ学校に移動し食事の支援をしました。この地域は貧しく生活は大変で、食事には子供たちの両親、親戚までが集まる盛況でした。
サンティアゴ学校には日本館総本部が「レゴキャンペーン」によって集めたレゴブロックを持参、子ども達に贈りました。レゴは飽きることなく何度も使うことが可能で、子供達の創作性と協力性を同時に培うことが出来る優れた教育道具であり他の施設でも大きな効果を得ています。彼らの両親を喜ばせるため、私たちは子供達と明日までに何か作るよう約束しそれを楽しみにその場を離れたました。
次の日、亜範ミンダナオのスタッフ達が学校に戻ってみると家、自動車、動物、そして様々なすばらしい創造性に満ちた作品が出来上がっていました。そして、子供達の笑顔には作り終えた自信が漲っていました。
エミリーブッシュ 報告
日本館副会長
亜範インターナショナルプログラムディレクター
■本間館長、新亜範教育センター建設プロジェクトの為、ミャンマー再訪
平成23年12月9日〜12日 |
ヤンゴンにて本間館長と亜範ミャンマー教育センターのスタッフ
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平成23年春起工予定の亜範ミヤンマー ジャンゴン村教育センターの建設用地の下見と、すでに活発な活動をしているミヤンマー ヤンゴン教育センターの視察のため本間館長がミヤンマーに立ち寄りました。
ヤンゴンにある亜範ミャンマー教育センターは本間館長の基金によって平成21年に開校し、その後地域との繋がりをもち発展してきました。本間館長は教育センター訪門を楽しまれ、今回ヤンゴン大学に晴れて入学が決まった生徒たちから報告を受け大いに喜ばれました。
支援米やその他の生活用品をヤンゴンにあるヤダナポン寺院男児孤児院に届けました。亜範活動の1つとして毎月1トンのライスと教育部品、医薬品などを過去4年間毎月寄付しています。
本間館長は寺院の責任者である僧侶と供にジャンゴン村の別院内に建設する亜範センター建設用地を視察、施設について打ち合わせをしました。
ニイラ サン 報告
亜範ミャンマーコーディネーター
■本間館長ビレイハウス開設式に出席−タイ、タコラン村
平成23年12月13日
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ビレイハウス開設式 |
ビレイハウスのオープニングを迎えるにあたり、タコラン村の関係者は数日前から準備を進めていました。本間館長がタコラン村に到着したのが12月13日の夜。本間館長が寄付をした12フィートのクリスマスツリーは深夜の間に幾つもの飾りつけがされトップには星が飾られていました。翌日開設式に集まった人々が驚いた事は云うまでもありません。
完成したホールにはこのツリーを中心に伝統的な民族衣装を身にまとったカレン族の人たち、そして関係者たちが集まりました。6ヶ月前は夢だった施設の開設がこの日現実となり、その喜びはビレイハウスの中に満ち溢れていました。
開設祝いのパーテーでは地元有志による唄やダンスが披露され深夜まで続きました。この記念すべき日はタコラン村の人々の心に長く残る事でしょう。
新施設ではすでに子供達の生活が始まっております。
スナイ 報告
ビレイハウス デレクター
平成23年12月28日
過去6年間、ネパール国内全てのアーミーレンジャー部隊にとって合気道は重要は基礎トレーニングになっています。本間館長の指導と助言が大きく役立っています。現在、チーフインストラクターのラジッシ ビスタ先生に加え、育ってきた若きインストラークター候補達が千人以上を指導しています。
10月も終わり頃、私、日本館総本部副会長であり、亜範インターナショナルプログラムディレクター、エミリーブッシュはネパールカのトマンズを訪れ数日間レンジャー部隊の指導にあたりました。
その訪問報告です。
ネパール陸軍レインジャー:アヌプジャン タパ大佐による歓迎会
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エミリー先生の訪問が決まったのは予定していたタイ、ビレイハウスの訪問がバンコック洪水のため急遽予定を変更しての訪問で、僅か2日前のことで充分な準備には時間が少ないなか、部隊員の方々が心を込めて迎える準備に当たってくれたそうです。レインジャー恒例の整列歓迎や施設見学、プレゼンテーションによる発表、デモンストレーションによる日ごろの稽古の成果など短い滞在でしたが実に充実した日程が組まれていました。歓迎会はネパール陸軍レンジャーのアヌプジャン タパ大佐自らが手配してくれました。このようはネパール軍トップクラスの同席はネパール軍としてのこれまでネパールで合気道の普及に当たってきた本間館長への尊敬と感謝の表れなのでしょう。
指導は2日間行われ、人数が多い関係からクラス単位に分けられ時間を分けての稽古となりました。女性合気道インストラクターによる指導が初めてだった為、最初、生徒たちは「恥ずかしがって」いましたが、徐々に道場内は笑顔に溢れ、充実した指導を受けることが出来ました。
本間館長、今回は訪問機会を与えて頂きありがとうございました。タパ大佐、ダングルングさん、すばらしいレセプションとおもてなしありがとうございました。今回の経験は私にとっても貴重なものであり忘れることは出来ないでしょう。
エミリーブッシュ
日本館総本部副会長
亜範インターナショナルプログラムディレクター
■ブッシュ日本館副会長 亜範ミンダナオ教育センター講習会
平成23年11月4日〜6日 |
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ブッシュ日本館総本部副会長はフィリピン、ミンドナオ島イリガン市にある亜範ミンドナオ教育センターを訪問、運営助言と合気道指導を行ないました。亜範ミンダナオ教育センターの合気道プログラムは多くの新しい生徒達にも広がり、熱心な稽古のほかに亜範活動としての地域貢献なども積極的に行なっています。
生徒達は今回のセミナーで木剣と杖を使っての稽古と実際それを合気道の動きに置き換えたときの関連性を学びました。「彼らのレベルは確実に上がってきているので今後楽しみ」とブッシュ先生は喜んでいました。
エミリーブッシュ
日本館総本部副会長
亜範インターナショナルプログラムディレクター
亜範ミンダナオ教育センターはタルントゥナン小学校で新しい試みを1年生から4年生までの163人と幼稚園児43人に対して始めました。小学校はイリガン市郊外のプガンという山岳エリアにあるこの地域は農業に頼った生活をしており経済は落ち込んでいます。今回は初めての訪問となり、本、かばん、玩具そしてお菓子など支援しました。今回の訪問は彼らが何を最も必要としているかの視察も兼ねています。
イリガン市とその他のミンダナオ島の海岸線に位置する地域が大洪水により大きな被害を受け、多くの命が失われました。とくにバランゲイサンティアゴ地区の被害が多く被災者達は避難所、彼らの親戚や友達の家に非難しました。そんな中、亜範ミンダナオ教育センターの施設を避難所として開放し被災後、混乱覚めやらぬ被災者を受け入れ、生徒達は精力的に働きました。
アバ ヤンチャ先生 報告
亜範ミンダナオ教育センターコーディネーター
■トルコからの報告
*子供たちへの無料指導
7月22日報告
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週1―2クラス開かれるこのクラスは様々な事情のある子供たちを集めて行なわれています。
地域との連携を重視しとくに青少年の健全育成のために活動しています。
まずはストレッチ |
本間館長の著書をテキストに |
本間館長の著書「ストラクチャー オブ 合気道」がトルコ語に訳され出版されました。この出版に はイスタンブルで古書店を開く町恵さん(亜範イスタンブルコーデネイター)とご主人のベジヒさんの大きな協力がありました。トルコではすでに「合気道フォア ライフ」もトルコ語で出版されています。
本の表紙 |
600人以上の犠牲者を出したトルコ東部VANで発生した地震に対して、私の道場の子供たちが中心となって支援物資を集め寄付しました。
シアン、カラゴロス 先生報告
亜範トルコ、イズミルコーデネイター
■ミヤンマーからの報告
*お祭りのパーティー
10月13日報告 |
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亜範ミヤンマー教育センターでは祝日を祝って生徒たちでパーテーを開き、また恵まれない子供たちも集めて食事を提供しました。勉学だけではなく、亜範の考え方を基本に、このような行事も大切な事と考えて実行しています。
食欲旺盛 |
ハイポーズ |
食事をサービス
右でお世話しているのはニイラさんのご主人 |
中央、ニイラさん、左、お父さんのサンオン氏
右、妹のジンジンさん
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平成23年6月度から12月度までのヤダナポン寺院男児孤児院への支援米の報告をいたします。
6月から12月までの7ヶ月間の総計7トンの支援米を届け、その写真と領収書をお送りします。
毎月の寄付は記録され領収書が亜範日本館総本部に送られています
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ニイラ サン
亜範ミヤンマー コーデネイター
■バングラデッシュからの報告
*亜範支援米寄付報告
12月15日報告 |
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マデラッサ女児イスラム孤児院に贈られている支援米、平成23年6月度から12月度までの総計3,5トンの支援米寄付領収書を送ります。なお、孤児院のリーダーが現在病床にあり回復を祈るものです。
毎月の寄付領収書は亜範日本館総本部に送られています |
マジ サッカー
亜範バングラデッシュ コーデネイター
ネパールは様々な活動を活発に行い毎月レポートを戴いていますが、活動の中心がネパール陸軍レイ ンジャー部隊であり、軍内部における活動報告はパブリックアナウンスに相当しないため掲載は控える事にしました。
ただし現在1200名以上の部隊員が基礎訓練として合気道を稽古しています。
編修部記
亜範日本館総本部国内活動報告
■亜範ビレイハウス基金プロジェクト、マラソン講習会
平成23年8月8日〜9月6日
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講習会での本間館長演武 |
2011年の8月から9月にかけての25日間、本間館長は日本館総本部道場にて合気道マラソンと称し連続25日間の長期講習会指導に当りました。本間館長はこの期間休まず指導することを館長自身のチャレンジとし、海外指導などで多忙な館長ですが、この期間だけは海外セミナーの予定は入れず、マラソンチャレンジのみに集中し延べ1250人の生徒が稽古に参加し、合気道マラソンは活気に満ちたものとなりました。
この合気道マラソンプロジェクトは亜範タイ教育センター孤児院ビレイハウス建設の為の基金募集であり、今回多くの支援を募ることが出来ました。皆様ご協力有り難うございました。
“ビレイハウスマラソンプロジェクト”のビデオは下記をご覧ください。
http://www.aikidoforbeginners.org/highlights.html
本間館長による屋外デモ |
サライダ山道場にて、本間館長とリック先生による指導 |
合気道マラソンの締めくくりとして、“ロッキーマウンテンロードトリップ”と称して講習会参加者達はデンバーから西に車で約3時間の場所にある歴史的街サライダに向かいました。
サライダにある「山道場」のリックトンプソン先生がホストとなり、参加者を受け入れてくれました。一行は土曜日の午後に現地に到着し、本間館長の三時間の稽古のあとは近くにある温泉に。
その夜はキャンプ、ホテル、山道場と参加者それどれ好きな場所に宿泊し楽しみました。翌日早朝からは本間館長指導の下、剣や杖の稽古をロッキー山脈の大自然の中で行いました。大自然の開放感のなか汗を流し1ヶ月に渡る合気道マラソンプロジェクトの最高の締めくくりとなりました。
八木 大樹 報告
日本館 内弟子
■ビッグフィッシュアクティングスクールの亜範基金募集公演
平成23年8月11日
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ピータースグロ氏がイベントレクチャーにて本間館長と亜範を紹介 |
ビッグフィッシュ、カメラタレントエージェンシーのオーナー、ピーター スグロ氏が彼の学校に通う生徒に本間館長がデンバーレスキューミッションで行っている食事支援の募金を募るために特技発表会“The
Eight Points to Script Breakdown and Character Development”を開きました。会の参加費は25ドルで5:00
- 7:30 PMまでデンバー映画スタジオで行われました。集められた一人25ドルの参加費は750ドルに達し、すべての募金は日本館亜範に渡され、ホームレス食事支援プロジェクトに寄付されました。
ビッグフィッシュカメラタレントエージェンシー
日本館卒生 ピーター スグロ 報告
年2回、デンバー市の公園課と共同で行っている日本館公園整備ボランティアプロジェクトは今年で21年目を迎えました。このプロジェクトはもともと21年前にデンバーにあるチーズマンパークで冬が来る前の花壇の土仕事から始まりました。そして、その後デンバー市の公園課の協力を得て、大きな年次イベントとなりました。
21年間続いているこのプロジェクトはデンバー市によると日本館のボランティアを換算すると今までで75万ドルもの労力を供給し市政の手助けになっているそうです。日本館は州庁と市庁の間にあるデンバー市民公園で現在主に活動しており、「日本館陸軍」とニックネームで呼ばれる通り、チームワークの良さによる仕事の速さはお墨付きです。
今年も市民公園の越冬のための花壇整備を行いました。もちろん仕事は迅速に終わりました。また、本間館長、そして日本館の奉仕活動ではすっかり常連となったデンバー日本総領事館三井領事も参加し汗を流してくれました。
伝統を引き継ぎ参加してくださった日本館の門下生の皆さん、ありがとうございました。
“輝く汗、日本館コミュニティーサービス1990−2011”は下記をご覧ください。
http://www.aikidoforbeginners.org/videos-ahan.html
ブライアン ヘイス 報告
日本館シニア指導員
■南フロリダ合気道ステファニーヤップ先生、日本館講習会開催
平成23年12月3日〜4日
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南フロリダ岩間心神合気修練会のステファニーヤップ先生が日本館総本部での合気道講習会のためデンバーを訪問しました。講習会日のデンバーの気温は通常よりも低く零下を越す寒さでしたが他州からの参加者も含め多くの生徒が集まりました。ステファニー先生のダイナミックな合気道スタイルと指導はすべての生徒たちが参加して良かったと口を揃えて言うほど価値のあるものでした。
ステファニー先生はマイアミの大学で工学を勉強後、1980年に合気道を始めました。スカンジナビアで数年合気道を稽古し、その後、岩間の斉藤守弘先生の門下生として10年、うち合計3年余りを内弟子として務めました。本間館長はヤップ先生の合気道の技と指導力を高く評価しており、これまでメキシコ、ブラジル、韓国、モンゴルなどに同行し最もアクティブな女性指導者として紹介、講習会の機会を積極的に作っています。
ステファニー先生、すばらしいセミナーありがとうございました。
http://www.aikidosouthflorida.com/
デビット ゲラス報告
日本館総本部役員
■平成22年度最後の食事支援サービス
平成23年12月18日
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今年最後の食事支援サービスをデンバーレスキューミッションにて行いました。在デンバー総領事館の小山主席領事も飛び入り参加、300食の食事を3回に別けてサービスしました。
デンバーレスキューミッションにて本間館長と小山総領事
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また、デンバーでは今年最低気温を記録するほど寒い冬になりました。そのため本間館長は150組の靴下を準備しデンバーレスキューミッションのスタッフや住人に防寒対策として配りました。コートや防寒衣料品は多くの寄付が集まりますが、下着や靴下は消耗品となるため人気の高い靴下は直ぐになくなりました。
デンバーレスキューミッションで配給される食事のおかずはチキンカレー、キャベツとベーコンの炒め物、餃子、ミートボール、スパイシーチキンサラダ、焼きそば、そしてデザートとバリエーション富んでおり、とても人気です。これらの食事を支給するために、準備は日本館で当日朝7時から始まり食事の配給は3回に分けて行われ夜9時に終わります。
いつもながら、参加下さった日本館のメンバーはすばらしい仕事をし、2011年最後の仕事を締めくくりました。
合気道日本館ユースクラス
指導員 ロジャーフェイラー報告
7月17日−−−325食
8月18日−−−350食
10月16日−−−350食
11月20日−−−300食
12月18日−−−295食
1991年からの総計65,138食
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ルカ ボセディ
平成22年9月成就 |
ルカはヴィジュアルアートのプロとして日本館のウェブサイトのビデオ制作に携わり、大いに貢献しました。
帰国後フリーのアーティストとしてイタリアで忙しい日々を送っています。
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コラド ビオンディ
平成22年9月成就 |
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松岡宏美
平成22年9月二回目成就 |
宏美さんは小林保雄師範に通う三段取得者。今回は2回目の内弟子をやり遂げました。
卒業後、日本戻り小林道場で稽古しています。
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遠藤駿
平成22年9月成就 |
遠藤君は小林保雄師範の仙台道場二段取得者。本間館長と共にタイ タコラン村でのビレイハウス孤児院建設にも携わりました。
内弟子終了後、東北大学大学院で研究に没頭しています。
彼の 内弟子感想文が届いています。
こちらをご覧下さい。
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ロビン バルジュー
平成22年12月成就 |
オランダ出身のロビンは身体に障害を抱えながらも内弟子となり、厳しい稽古と厳しいデンバーの冬を乗り越え12月に成就しました。
現在はオランダに戻り大学に通っています。
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本間館長が20代に日本の米軍三沢基地で合気道を指導していた当時の空軍軍人であったスティーブ モントゴメリー氏(当時19歳)が訪問。本間館長は米軍三沢基地に合気道指導をし現在の米国滞在のきっかけとなりました。米軍三沢基地合気道部には故斉藤守弘師範、円山修道師範などを招聘、盛大な講習会や演武会などが開かれました。現在も米国在住の元門下生が訪ねてきてくれます。
総本部事務局
訪問したモントゴメリーさん |
以前ウェブを更新してから8ヶ月以上経ってしまいました。平成23年は国境を越えた多くの新しい亜範プロジェクトがスタートしたと同時に、本間館長の出身地域である東北において津波地震の大災害があり、本間館長の個人的な事情から多忙を極め、スタッフもサポートのため忙しくHP更新どころではない忙しさでした。
今回紹介し切れなかった本間館長主催の2012年響楽太鼓「津波震災支援感謝ありがとうコンサート」などの話題や現在進行中のプロジェクトなどは次回の更新時に発表させて頂きます。
ところで本間館長、今年23年はというとーーー相変わらず見知らぬ土地で活躍しています。そのお元気なシーンをどうぞ。
映像は平成23年4月、ミヤンマーのジャンゴン村で撮影されたものです。
http://www.nippon-kan.org/sensei-on-the-move.html
このHPは英語版が主体であり日本語版はそれを訳しています。今回初めて私が全記事を訳させていただきました。難しい部分もありましたが精一杯やらせていただきました。
八木 大樹
デンバー大学卒 現大阪在住
日本館総本部内弟子成就
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