文化交流活動◆◆  

■チベットより4名のラマ僧、日本館訪問
平成15年3月6日

曼荼羅(砂絵)の実演のため全米の教育機関などからの招聘で渡米している4名のラマ僧が日本館を訪問しました。今回の訪問は日本館の対モンゴル仏教寺院修復援助活動に対する謝意を表すためのもので,同行のラマ僧2名はモンゴルからチベットに入り修行をしているモンゴル人です。モンゴルはスターリン体制下の1937年頃,ウランバートル市だけでも800余りあった寺院を破壊しラマ僧を殺戮しました。社会主義体制が崩壊した1991年以後各国の援助によって再興が計られていますが、それも地方には及ばず、仏教の歴史を知るうえで地方の寺院保護も重要な課題となっています。寺院破壊が始った頃、仏像などの寺宝を山中に隠し社会主義崩壊後にまた部落にもどし寺院の無いまま小屋のような建物に入れているケースもあります。日本館では主に地方の寺院の再興を集中的に応援しています。訪問したラマ僧は援助に対して感謝を伝えた後、日本館道場にて世界平和を祈り読経、日本館ゲル内にて在デンバーのモンゴルの方々に法話をされました。


ラマ僧と本間館長

世界平和を祈る

日本館内を見学

ゲル内の一行