この絵は平成21年春の私のアジアAHAN活動のとき子供達に書いてもらったものです。お爺さんが銃撃戦の負傷で苦しむ横で無邪気で明るい絵を描くフィリピン、ミンダナオ島の紛争地域の子どもたち、バングラデッシュでは生活環境も定かでない女児孤児院の子どもたちや、自分の食器すら持たない生活をする男児孤児院の子ども達の描いた絵、ミヤンマーの小さなお寺で生活する孤児達の絵―――。そしてアメリカの子どもたちが日本館総本部を訪れ描いた絵。
どうぞ見比べてください。紛争中であっても、貧しくとも、裕福であっても、親に見捨てられても、子どもたちの描くものは虹、太陽、鳥、家。家の周りには花を植え小鳥がさえずりーー。この絵はクレヨン、色鉛筆、紙を突然プレゼントしその場で書いてもらったものです。周りの大人などは一切関与せず書いてくれたものです。消しゴムは無いのに躊躇なくのびのびと描いています。子ども達の心の内そのものです。私たち大人が考えるべき事、気がつくべき事はたくさんあります。
日本館総本部館長 本間 学 記
◆バングラデッシュ
アッテカナイスラム女児孤児院にて
年齢 6才―7才
◆ミヤンマー男児孤児院
ヤダナポン,ヤックニエン仏教孤児院にて
年齢 6才―10才
◆フィリピン
モロイスラミア集会所にて
年齢 6才―10才
◆米国
日本館訪問の子どもたち
年齢 8才―9才
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